「我慢」ではなく「楽しむ」環境への取り組みアイディア

   by Yu Numakura        
「我慢」ではなく「楽しむ」環境への取り組みアイディア
世界中で行われている環境問題への取り組み。一般的には「我慢」というイメージの取り組みが多いのではないでしょうか?
確かに、環境問題をクリアしていくためには、今の私達の慣れた生活スタイルを変えるという見方から「無駄なことをしない」であったり「使用量を減らす」など、何かを我慢することが解決策、というイメージが強いかもしれません。
本来環境問題への取り組みは、本質的には我慢することがベースにはあるのかもしれませんが、そんな取り組みの中で、あえて「楽しむ」や「取り組みそのものに気づかない」といったコンセプトの元で立ち上げられている環境問題クリアアクションをご紹介したいと思います。

役目を終えたあとも廃棄を生まないアディダスシューズ

アディダス社が開発したこのランニングシューズは、機能面は変わらず100%リサイクル可能なシューズ。ユーザーは今までの機能を失うことなく100%リユースに参加できます。
靴紐から靴底までリユース出来、しかも同じような機能性ランニングシューズに生まれ変わることが出来ます。

世界初、空気中のCO2から作る炭酸飲料水

コカ・コーラ スイス社が空気中のCO2をリサイクルし炭酸水に不可欠な炭酸を生成。それを世界で初めて炭酸飲料水として開発しました。
確かに炭酸そのものには味の影響はありませんね。今までと全く変わらない美味しさのコーラが、大気中のCO2の削減にも繋がることになったらとても素敵な飲み物に大変身ですね。

○○○から作られたエルメスのバッグ

こちらのエルメスのバッグ、何で作られているかご存知でしょうか? エルメスが発表したヴィーガンレザーという人工の革の素材で、原料はふだん私達がおいしく食べている「キノコ」です。
今や環境問題などの取り組みから、エルメスのような各ハイブランドでも使用素材の改革を始めており、キノコ以外にもバナナ、りんご、サボテン、パイナップルなどが原料として使われ、今その可能性に世界が注目しています。
しかも、革の代替品としてではなく、新素材としての優秀さで評価されているとのこと。
いかがでしょうか?本日ご紹介した例以外にも多くのプロジェクトがあるようですので、またKabbara Timesでもご紹介していきたいと思います。
どんなに良い取り組みでも、やはり「我慢」ではいつか限界がきてしまいます。今までの私達の生活を変えずに同じクオリティーを保ったまま環境問題をクリアしていける、そんな理想が少しずつ形になっているように感じます。
「気がついたらいつのまにか社会に貢献している」そんな仕組みが持続可能性を生み、最も大きな効果をもたらすことができると信じてKabbaraも一歩一歩前進していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(出典:VOGUE、addidas、Coca-Cola)

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