たった一人からでも地球を救うことができる方法とは

   by Akihiko Sato        
たった一人からでも地球を救うことができる方法とは
こんにちは、佐藤です。
ロシアによる軍事侵攻が始まってから、1ヶ月となります。
悪い夢ではなく、ひどく残酷な現実としてどう受け止めたらいいのか?私は何ができるだろうか?いかなる暴力的行為も非難されるべきもの。両国とも亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被害に遭われた方が一刻も早く平和な生活を取り戻せることを日々祈念しています。
戦争とは本当に怖いものです。
日本は70年以上、戦争と関わらずにきたはずでしたが、実は世界の激しい食料戦争の渦中にあるともいえます。
※商社マンが明かす世界食料争奪戦の現場 日本がこのままでは「第二の敗戦」も
こちらの記事では食料の争奪戦という戦争が始まっているとのこと。
今回、食糧危機、食糧戦争という問題に関して考えておりました。
食料危機から戦争に至る負のスパイラルからどう回避し、脱却したらいいのか?世界を巻き込む大規模な戦争という未来はおこしては絶対になりません。
すでに、ウクライナ紛争においても小麦の輸出には大きな影響があります。
小麦はロシア21%、ウクライナ9%と合わせると4分の1を占めています。
小麦の流通が機能しなくなってしまったら、ロシア、ウクライナから仕入れていた国は他国から仕入れないといけなくなるでしょう。
価格も最高値を更新するなど戦争自体が食料問題にも直結していることがわかります。 食糧危機から戦争にならないためにはどうすればいいのでしょうか?
現状は?対策は?
まず食糧危機とはどういう事をいうのでしょうか?
食糧危機とは
同種類の動物群が手に入れることのできる食物が、その動物群総体を生存させるのに必要な量を満たさないほどに減少した状態を食糧危機という
すでに、途上国など満足に食事を得られていない現状からするとすでに食糧危機といえますが、先進国まで急速に広がりつつあります。そうなった原因とは何でしょうか。
食料危機が加速する要因や課題があります。
    食料危機回避における現状の課題
  • すでに食料問題は危機的状況だが、あまりにも認知されていない。
  • 各国の現状、日本の対策の遅れとマズイ問題とは?
  • 大変化、大改革に対する準備不足
    1.【すでに食料問題は危機的状況だが、あまりにも認知されていない。】
    日本の場合
  • 憂国の商社マンが明かす「日本、買い負け」の現実
『肉も魚も油も豆も中国に流れる』は思わぬ反響を呼んだ。筆者もそこまでとは思っていなかったのだが、現実には食肉や魚介類に次々と値上げ、不足のニュースが続いている。ただ一人の話だが、その一人の肌感は現に日本の危機を象徴している。多くの他国と「戦う」企業戦士も同様だろう。
「それと船ですね。こちらは取り負け、日本に寄ってもらえない」
 その食料を運ぶコンテナ船もコンテナそのものも不足している。食料争奪戦が「戦争」だとしたら、いまはまさに「戦時下」だ。
「値上げはさらに続くでしょう。いつ相場(食肉、穀物)が落ち着くかわからない」
 個別の値上げを見れば、魚介類でいえばウニ、イクラ、タラバガニ、ズワイガニ、数の子など、いずれも最高値かそれに近い値上がりを記録している。大手鮮魚専門店のスタッフいわく「あるだけマシ」とのことで、値段は高くても手に入れば御の字だという。
「魚介は高くてよければ国内産でリカバリーできます。でも肉や穀物は厳しい」
今や日本のライバルは中国ではなく、東南アジア、南米であり、アメリカ、中国の余り物、取りこぼしを狙うしか無いという現状がわかります。それぞれの国にも国内消費があるため、全部を売ることはできません。
注文が多く、買い付け提示の低い日本はもはや相手にされていないといいます。好景気だった時の日本は金払いがよかったから相手にされていただけ…好景気ではないという事実と今の日本の感覚がずれていることに気がついている人はまだ少ないのではないでしょうか。
2.【各国の現状、日本の対策の遅れとマズイ問題とは?】
2021年経団連の会合で「円安はメリットが大きい」と語られました。それは輸出が多いからだったと思いますが、これからの資源や食糧自給率の低い国としては買い付け、つまり輸入しないと生きて行けなくなるのですが、円が安い。3月25日現在、121円であり、6年ぶりの安値圏に突入しました。円のショートを入れる投資家も増えてきており、150円まで下落することもあるといわれています。
この円安ですが、仮に1ドルが150円になった場合を考えてみましょう。10ドルの食材を仕入れていたとします。 2021年1月は103円でしたから、1030円で仕入れられます。
今は121円ですので、1,210円になります。
150円になったら、1500円になってしまいます。
1000円程度で仕入れていたものが、1500円となってしまいます。
令和4年の輸入額は約7兆8千億円です。1.5倍必要になると考えると、同じものを仕入れるとした場合、11兆7千億円必要となりますし、食糧確保にはさらに購入価格を上げていかないと買い付けができません。
ここに日本の停滞した成長率が大きくマイナスになってくるのです。
ランチの金額で比較してみると、アメリカは1,650円、中国は1,020円、日本は649円です。
※ほぼ値上げなし…米中に比べて日本のランチはなぜ安い?<WBS>より
食材にかけられるコストに大きな違いが出てきます。
ランチの原価率は約32%程度と言われています。同じランチの内容でも、日本は207円のコストしかかけられませんが、中国は326円、アメリカは528円です。
食材を売る側はより高く購入してくれる所へ売るでしょう。日本はアメリカのように原価528円のコストをかけられるでしょうか?金額を上げて行かないと、負け続けることは明白です。本当に円安にメリットはあるのか? もちろん、輸出と輸入のバランスは大事ですが、生きていくための食材、水の確保に想像以上にコストがかかる自覚をしなくてはなりません。
フランスは40年も前から食糧自給率を100%にするという政策を行ってきており、維持し続けています。徹底した農家の保護、改革を繰り返してきた結果です。
日本の食料自給率は38%、カナダ264%、オーストラリア223%、アメリカ130%、フランス127%、ドイツ95%、イギリス63%、イタリア60%、スイス50% となっており、我が国の食料自給率(カロリーベース)は先進国の中で最低の水準となっています。
※数字が100%をこえている国もありますが、100%をこえた分は、その国でたくわえられたり、外国に輸出されたりします。
食糧自給率に大きく影響を与える国内の耕地ですが、
残念ながら日本の耕地面積は1961年の609万haから、2010年では459万haと半世紀で150万ha減少しています。
日本はフランスとは真逆の政策を取っているといっても過言ではありません。
3.【大変化、大改革に対する準備不足】
 すでに食料問題は危機的状況ですが、あまりにも認知されていないために価値の改革がなされていないため、自分事として捉えられていません。
2022年、世界の食糧在庫状況は中国が半分強買いだめしています。
中国の食糧輸入額は981億ドル(約10兆円)であり、10年で4.6倍に増加しました。単に買い付けだけではなく、豊富な資金によってM&Aつまり企業買収と買い付けがセットになった戦略をとって拡大しているのです。 この背景には急激な経済成長の影響があります。作付面積を広げたくとも出来ない要因として、農地の分散化、土壌汚染、都市部への農民流出などで、頭打ちとなっているといいます。
すでに日本の米の買い占めが始まっているとも言われています。
M&Aと買い付けが日本で本格化したら、中国企業とは知らずに入りこまれ、高く買ってくれる中国や他の国へ日本の米が輸出されていきます。買収されていますから、利益は中国企業にながれ、成長率の低い日本では目の前で収穫された米も、食べることが出来ないという未来も懸念しなくてはなりません。
今は、水も豊富にあり、食事も困ることを実感できないかもしれませんが、調べれば調べる程、各国は用意周到に食糧危機問題に取りかかっていることが分かります。
日本は、すでに食糧の争奪戦では完全に負けているという自覚を持たなくてはなりませんし、変化を受け入れ改革していく必要があります。
では、どうしたらいいのでしょうか?三つの問題・課題の解決方法とは?
1.【すでに食料問題は危機的状況だが、あまりにも認知されていない。】
集合知(コレクティブインパクト)、つまり、インフルエンス力の高い人達×身近な勇者が問題解決の核となりコミュニティーによってこれからの価値を共有・共感できる参加者を増やすことです。
真を強く確実に広げることで、日本を、世界を変えていけるのです。
2.【各国の現状、日本の対策の遅れとマズイ問題とは?】
日本の状況はとても深刻ですが、共感できるコミュニティーは国境を越えます。とくに途上国との共存が鍵となります。 日本の技術や教育×途上国の成長率をかけあわせることで、環境に負荷をかけることなく成長できるモデルを構築します。この共存は金銭的な豊かさと食の豊かさを解決できるモデルになります。 メイドインジャパンからメイドウィズジャパンという共に成長し一緒に歩める国を増やして行くことで解決できます。
3.【大変化、大改革に対する準備不足】
思いを一つに。同じことを思っていてもバラバラでは力は分散されます。
新しい価値基準とは?
ねじ曲がって発展した現在の資本主義は寡占・独占によって評価されています。株主至上主義の究極がもたらした結果という現実は戦争や難民、貧困、異常気象、水の枯渇、生物多様性、などなど、色々な形に変化した情報として感じているハズです。もちろんすべてが悪いわけではありませんが、悪循環になっている現況も理解していく必要があります。しかし、原因として繋げる方法は教えられていません。今の所自分で勝ち取っていかなくてはなりません。情報の共有が本当に大事なことだと思っています。
新しい価値基準と課題解決の希望の種
30年もの研究データをまとめ上げた企業があります。八百結びという農法です。少し紹介させて頂きます。
八百結び農法の驚くべき数値!
まずは、下記の画像をご覧下さい。
約半年で土壌微生物が約2〜3倍以上になっています。
本来土壌の改革とは数年、数十年かかるものですが、この結果は驚異的すぎます。
これは農地に有効なのはもちろん、大地の影響は地球にとっても基本でありその影響は大気や海洋へと循環しています。その基本となる土壌の活性、再生が驚くべきスピードで変化させることができたら…
土壌が変われば世界は変わる
そう表現されている八百結び農法。
土壌基盤が強化されることで、農地を含む大地自体が強化され強くなるということ。八百結び農法を代表として、Kabbaraには未来を明るくできる技術や人材があつまってきています。
温暖化対策は無謀だ!とか実質不可能…と感じている人も多いですが、明るい兆があるということを是非知って頂きたいと思います。
食料危機、大規模な戦争を回避するには、土壌の活性・再生を志すコミュニティーの形成が必要であるということです。
なぜなら、誰にも声が届かないと、何かを変えるエネルギーは誰にも届くことがないのです。。アクションを起こす人の集合が変革の起点となります。
たとえば、大きなパワー、ドランゴンボールの主人公、孫悟空(知らない方すみません!)がみんなの気をあつめて元気玉を作っている所を想像して見て下さい。そのみなの思いが詰まった力こそ、政治や今までの古い慣習の変革を推し進められると確信しています。人々の目指す方向が定まることで、政治家も支援を得るためそうしようとするでしょう。
一人の力はとても非力だとも感じます。
それでも、私たちは変えていけるということを信じてみて下さい。
思い出してみて下さい。
ホンのすこし前まで、地球温暖化という問題に世界の多くの人々は感心が無かったということを。
でも、今、温暖化はまぼろしである!という人のほうが変な目でみられるのではないでしょうか。
たった一人の少女が行動をとったことで、環境に配慮しない企業や国は悲惨され、改善するよう、負荷をかけないカーボンオフセット、ゼロエミッションなど今や当たり前の様に変化しています。
あきらめてはそこで終わってしまいます。
絶対諦めないという強い心で繋がることで必要な変革は必ず達成できると信じています。
環境活動家であるグレタ・トゥンベリさんがドキュメンタリー映画の中で言っていた言葉があります。
人間は集団で生きる動物です
集団の中でそれぞれの役割を担う
互いに助け合いながら生きています
危険を察知した人は仲間に警告する責任があります
その責任が自分にあると感じています
世界は目覚め始めました
望まなくても、変化は起きているんです
危機対応を先延ばしせず、迅速に行えば、問題は小さく済むでしょう
きちんと対応すれば、別の世界が開けるのです

よりよい世界が

グレタひとりぼっちの挑戦より
映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』予告編
2019年9月、700万人以上が参加した気候ストライキは史上最大となった。その影響は南極大陸を除くすべての大陸でおこりました。
たった一人の声は世界に届くということを教えてくれました。
また、マハトマガンジーは、 「わたしは自分を兵士だと考えている。だが、平和の兵士だ」 「自分たちを変えることができれば、世界の流れも変わるだろう。人が自らを変えれば、その人に対する世界の姿勢も変わる…… わたしたちは他者がすることを待つ必要はない」
「共感と行動が大事である」
という事を学ばせて頂きました。
要するに、土壌活性・再生は地球の未来を左右する2030年へのリミットを突破し良い循環への起点であるという事に賛同するコミュニティーの形成が明るい未来へ日々バトンを渡し続けることができるようになる。
コレクティブインパクト活動には共感・共有、アクションが重要です。
その実現には実行可能であるという確認と希望が必要です。みんなの声を地球に届けましょう!
地球に住むすべての人のために。
一緒に活動したい!もっと情報を知りたい!という仲間も随時募集中です!
まだまだ、これから研究開発が必要な部分も多いですが、DeFi、メタバース、NFT、web3、地球環境再生、土壌改良、温室効果ガス吸収、不耕起栽培、小規模農家改革、カーボンクレジット創出活動などに少しでも興味を持たれましたら、これら実現のためみなさまの活動へのご参加、お待ちしています。
また、ご質問やご意見随時承っております。
下記の【お問い合わせ】よりお願い致します。

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