各地域における脱炭素への取り組みご紹介シリーズ「美の国秋田県」編

   by Tsuyoshi Mizushima        
各地域における脱炭素への取り組みご紹介シリーズ「美の国秋田県」編
皆さんこんにちは。Kabbaraの水島です。9月になり少し暑さも和らぎはじめ、ちょっとだけ過ごしやすくなってきました。いよいよカーボンニュートラルの実現へのKabbara新サービスが始まります。一部の方にはプレ期間として既にサービス提供させていただいていますが、この度正式にスタートいたします。詳細に関しては、別途ご案内致します。
さて、本日は各地域における脱炭素への取り組みご紹介シリーズとして、「美の国秋田県」をお届けいたします。

秋田県2050年カーボンニュートラル宣言

秋田県は、2022年4月20日「カーボンニュートラル秋田 テイクオフ会議」を開催し、佐竹知事が県民・事業者・行政などが一体となって地球温暖化防止に向けた取り組みを進め、2050年のカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
取り組み方針としまして、
  • 「~大変革の時代~ 新秋田元気創造プラン」
  • 「第2次秋田県地球温暖化対策推進計画」
という2つの計画が軸となっています。
本日は、「第2次秋田県地球温暖化対策推進計画(改訂版)」より、一部抜粋してご紹介させていただきます。
秋田県は、平成29年3月に「第2次秋田県地球温暖化対策推進計画」を策定し、温室効果ガスの削減に向けた様々な取り組みのほか、環境教育や普及啓発活動について県民運動として展開してきました。その後、地球温暖化を巡る国内外の情勢が大きく変化する中、新たな知見等を踏まえ、「第2次秋田県地球温暖化対策推進計画」を改定し、本県における地球温暖化対策の一層の充実や加速を図ることとしています。
温暖化対策計画の期間と目標に関しては、こちら▼
    計画の期間は、2022(令和4)年度 から 2030(令和12)年度までとし
  • 2013年度(基準年) 11,287千トン-CO2
  • 2030年度(目標年)  5,209千トンーCO2  基準年比▲54%(森林吸収量を含む。)
  • をコミットしています。
秋田県、温室効果ガス排出量の推移のグラフです▼
2018年の実績としては−11.4%(2013年基準年比)を達成しています。
ちなみに、全国比はこちら▼
秋田県は、2018年全国排出量12.47億㌧比、0.8%の排出量。
今後、カーボンニュートラルに向けて求められる対策▼
そして2030年に向けた、温室効果ガス削減ポテンシャルの推計結果▼
①現状趨勢(すうせい)ケースの推計 1,324 千 t-CO2
②各分野における対策による削減見込量 1,268 千 t-CO2
③電力の脱炭素化による削減見込量1,586千t-CO2
④森林による吸収量1,900千t-CO2の計6,078千 t-CO2
といった、推計結果となっています。
そしてもう一度、2030年削減目標は、こちら▼
2030年、温室効果ガス5,209千t-CO2まで削減し、ここから2050年カーボンニュートラル達成(実質排出量ゼロ)へと繋がります。今回は、カーボンニュートラルの実現へ向け重要であろう数字を抜粋し、紹介させていただきました。A4、92ページにまとめられた計画になっています。こちらにURLを添付しておきますのでぜひご確認ください。
そしてわたしが注目した点は、事あるごとに文中にて表現される「温室効果ガスの削減目標を達成するには、県民、事業者、行政がそれぞれの立場に応じた役割を果たし、様々な知恵を結集し、幅広く連携しながら取り組むことが不可欠です」といった言葉。これが、最重要ポイントではないかと感じます。立場は違えど当事者であることは間違いありません。
今回ご紹介させていただいた秋田県の計画を絵に描いた餅ではなく、実行レベルに落とし込んでいくために、当事者として弊社にも微力ながらできることが確実にあると感じました。低コストにて「企業価値の強化」と「脱炭素社会への貢献」へ世界で一番権威性の高いSBT認定をオススメします。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
出典:
あきた県公式ネット「第2次秋田県地球温暖化対策推進計画(改定版)」について
第2次秋田県地球温暖化対策推進計画(改定版)

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