未来の人類に誇れる2030年を、ともに。

Hundred miillion PROJECT 2030

カーボンニュートラル社会の実現へ向けて、新プロジェクト「Hundred million」PROJECT2030の活動を開始します。

PROJECT発足の背景

地球温暖化への危機感が高まる中、温室効果ガス削減への取り組みが、世界的に注目されてきました。しかしその一方で、UNEP(国連環境計画)によると、温室効果ガスの排出削減に関する各国の計画は、危険な気候変動を回避するには不十分との報告(※1)。また、英国グラスゴーで開催されたCOP26(第26回国連気候変動枠組条約締約国会議)でも、”世界平均気温の上昇を1.5℃程度に抑える”目標に対し、排出量の削減だけでは不十分であり、すでに大気中にあるCO2も大幅に減らすことが必要であると報告されました(※2)。

私たちKabbaraは、温室効果ガスの吸収分野における地球上の炭素貯留プールとして存在する大気、陸上植生、土壌の中でも”圧倒的に貯留量の高い土壌貯留”に着目しました。土壌を活用した脱炭素化へのアクションは、国際的な取り組みであるフォーパーミルイニシアチブに対しても大きな貢献を果たせると確信しています。(※3)

しかし、その取り組みも、国であれば先進国や発展途上国、企業であれば業種によっても当然違いが生まれ、削減可能な範囲にも限界があります。それぞれが互いの強みを生かした共創関係をつくり、カーボンニュートラルという世界の共通目標を達成するためには国境を超えたカーボン・オフセット市場の活性化を促し、カーボンニュートラルを実現させるため、このプロジェクトを遂行していきます。

主なActivity

①土壌再生/改良を起点とした、ネガティブエミッション技術の促進と普及。

②カーボンクレジット化によるカーボン・オフセット市場の促進と普及。

③NFTなどBlockchain技術を活用したトラストレスプロダクトの構築。

④関係各所の専門家をグローバルに招致する「hmp2030」ワークンググループ(WG)の運営

⑤SBT(Science Based Target)認定推進計画の運営と認定取得サポートの実施。

ロジックモデル

※1 報告書「Emission Gap Report」より
※2​​ 国連広報センターHP、COP26気候に関する「妥協」協定とともに閉幕するも、国連事務総長は「不十分」と指摘より
※3 世界の土壌表層の炭素量を年間4パーミル(0.4%)増加させることができれば、人間の経済活動等によって増加する大気中の二酸化炭素の増加を実質ゼロにすることができるという考え方に基づく国際的な取り組み。