いつもお読みいただきありがとうございます。SBT認定の取得需要が世界的に増している昨今、認定取得までのスピードをアップするためにSBTイニシアチブ(以下、SBTi)はこの度認定プロセスを大幅にアップデートしました。
今回は認定プロセスのアップデート内容をご紹介します。
2023年SBTiは4000グループの法人を認定
2023年、SBTi は 4,000 以上の企業に認定を設定しました。この数字は、前年の 2,000 件、前々年の 1,000 件から毎年 2 倍ずつ増加しています。企業の気候変動対策への需要の高まりに応えるため、SBTi は効率と透明性をさらに高めるために、新しく改良された認定プロセスをリリースしました。
SBTi基準評価指標
現在、SBTi の認定部署は、企業に追加の情報とデータを要求するのにかなりの時間を費やしているとのこと。この追加データ提出を効率化するために設定したのが【SBTi基準評価指標】です。認定プロセスの透明性を高め、関連するすべての基準との整合性を証明するために必要最小限の提出データを事前に提出するように設計されているとのことです。
既存の提出フォームに加えて、この基準評価指標を併用することで、企業はどのような情報が必要なのか、そしてなぜそのデータが必要なのかを明確に理解できるようになり情報提出する企業側の負担も減ることになります。
つまり要約すると、これまでのSBT認定申請の方法では、追加資料の提出を求められることが多かったが、新しい申請においては最初の段階で提出データの種類を多少増やし明確化することにより、情報資料の再提出のやりとりを可能な限り減らす、という効果があるようです。
新しく更新された認定プロセス検証方法により、認定プロセスの効率が向上し、透明性がもたらされます。企業の信頼のおける気候変動対策がこれまで以上に必要とされている現在、企業が脱炭素化の取り組みを迅速に拡大できるようになるとのことです。
弊社にご依頼いただいている企業様も、早ければ申請後数週間で認定完了まで至っているケースもあります。SBT認定を取得したかったが、取得までの期間の長さで申請を断念せざるを得なかった企業様も今が取得のチャンスということになりますので、ご検討されている場合は是非ご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。次回の記事を楽しみにお待ち下さい。