いつもお読みいただきありがとうございます。昨年兵庫県神戸市がSBT認定の取得企業に対して補助金を交付するニュースが話題となりましたが、今年に入り神戸市以外の自治体でもSBT認定取得を補助金対象とする地域が増えてきていますので一部ご紹介します。
弊社では、SBT認定取得サービスを提供しています。←詳しくはご確認ください。
兵庫県神戸市

神戸市産業振興財団による補助金交付。神戸市内に本社を置く5企業が対象。
認定取得を使途とする上限は11万円に加えて専門家を派遣できる費用として1万円が加算。
詳細は公式サイト参照
https://kobe-ipc.or.jp/archives/13712
栃木県宇都宮市&佐野市&小山市

新潟県三条市

15万円を上限とした補助率100%。申請業務を外部機関等に委託した際に発生する経費が対象。
詳細は各公式サイト参照
https://www.city.oyama.tochigi.jp/sangyou-sigoto/sangyosinko/kogyo/page006182.html
上記、今補助金申請の受付を開始した一部の自治体をご紹介しました。今後、SBT認定の取得増加に伴いこのような補助金対象となる市町村が増えてくることが見込まれます。
新潟県三条市のように、外部への申請業務費用を対象とする補助金などもありますのでこれからSBT認定を取得される予定の企業さまはぜひ一度本社の置く自治体のHPをご確認ください。
もちろん、SBT認定取得サポートを行ってきた弊社でもお問い合わせいただければお調べいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読み頂きありがとうございました。次回の記事を楽しみにお待ち下さい。
SBT(Science Based Targets)とは?
SBTとは、Science Based Targetsの略で、パリ協定で合意された「世界の平均気温上昇を産業革命前比で2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」という目標を達成するために、企業が設定する排出削減目標を指します。Science Based Targets initiative(SBTi)が認定する、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標のことです。SBTiは、CDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体によって設立された国際的なイニシアチブです。
SBTが重要視されている理由は、企業の脱炭素化への取り組みを客観的に評価できる指標となるからです。SBTを取得することで、企業は以下のようなメリットを得られます。
- ブランドイメージの向上
環境意識の高まりとともに、消費者は企業の環境への取り組みを重視するようになっています。SBT導入は、企業の持続可能性に対するコミットメントを示すことで、消費者の共感を呼び、ブランドイメージ向上に繋がります。 - 投資家からの評価向上
ESG投資が主流となる中、SBTは企業の長期的な成長性を評価する上で重要な指標となっています。SBT導入は、投資家からの信頼獲得、資金調達、企業価値向上に貢献します。 - 競争力強化
SBT達成に向けた取り組みは、省エネルギー化、資源効率の向上、イノベーション促進など、企業の競争力強化に繋がる効果も期待できます。 - リスク管理
気候変動による事業リスクは、今後ますます高まることが予想されます。SBT導入は、気候変動リスクを早期に特定し、対策を講じることで、事業の安定化に貢献します。 - 従業員のエンゲージメント向上
環境問題への意識が高い従業員にとって、SBT導入は企業への愛着や誇りを高め、モチベーション向上に繋がります。
SBTは、企業規模や業種を問わず、あらゆる企業にとって有益な取り組みです。