銀行家・企業経営者であるにも関わらず、ノーベル賞の中でも平和賞という賞を受賞した際には、世界中で話題となったことを覚えている方もいると思いますし、何より今年の東京オリンピックの開会式でオリンピックローレル(Olympic月桂賞)を受賞したことはまだわたしたちの記憶に新しいと思います。
ムハマド・ユヌス博士(1940年6月28日 – )は、バングラデシュの経済学者、実業家。同国にあるグラミン銀行の創設者、またそこを起源とするマイクロクレジットの創始者。2006年ノーベル平和賞受賞。また、国連のSDG Advocatesの一人であり、「ソーシャルビジネス」の生みの親。
わたしのムハマド・ユヌス博士との出会いは今から6年前のちょうど今頃の時期でした。今でこそ、SDGsやソーシャルビジネスといった言葉を通じて経済と社会貢献の両立という考え方は世の中に浸透していると思います。
しかし、当時の世の中にとってはまだまだ”一般的”とは言えなかったですし、わたしにとってもまだ理解し始めた考え方だっただけに、そういった考え方をベースに1970年代から約50年ビジネス活動を続けているユヌス博士の数々の言葉にはとても心を動かされました。
2017年には、バングラデシュよりユヌス博士をお呼びし東京で講演会(ソーシャルビジネス新時代宣言)を開催させていただいたことも、ついこの間だったように鮮明に思い出します。
ユヌス博士が長年の活動テーマとして掲げている、貧困0・失業者0・二酸化炭素0「3ZERO(スリーゼロ)」は、まさに今SDGsを中心とした世界中の国々が一丸となって掲げているテーマの重要な項目であることは周知の通り。ユヌス博士が行ってきた50年の集大成を模範として世界中が追いかけていると言っても言い過ぎではないでしょう。
ユヌス博士との出会いから6年、ユヌス博士から色々な事に気づかせて頂いたわたしたちも、今やっと少しずつ世の中に大きなインパクトを与えられる可能性のある事業を開始できる準備が整ってきています。
わたしたちKabbaraが行っていることはまだまだ小さなアクションですが、いずれこの小さな積み重ねによって大きな影響を巻き起こせるよう活動していきたいと思います。
忘れもしないユヌス博士にお祝いして頂いた誕生日の時のように、また未来についてゆっくりとお話できることを願っています。
このプロジェクトに興味のある方は、ぜひこちらよりご参加下さい。また、ご質問やご意見随時承っております。下記の【お問い合わせ】よりお願い致します。