知ってましたか?あなたの食べるおにぎりは1個64gです

   by Yu Numakura        
知ってましたか?あなたの食べるおにぎりは1個64gです
あけましておめでとうございます。昨年からスタートした、まだまだ出来たてホヤホヤのKabbara Times。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2022年最初の記事は沼倉が担当いたします。
最近の私の頭の中はカーボンニュートラルでいっぱいです。事業の中心がそれなので当然といえば当然なのですが、日常の出来事や手にする物などすぐにカーボンニュートラルとの関わりを紐づけて考えるのが癖になってしまっています。
カーボンニュートラルと言えば、まだまだ国や大きな企業が中心となって取り組んでいる活動だと思っていましたが、意識して生活していると想像以上に世間一般的にも目にするような世の中になってきたんだなぁと思います。
例えば、本日の記事タイトルにある『おにぎりは64g』。これどういう意味かわからなかったと思いますが、もちろんおにぎりの重さではありません。これは、ある食品メーカーが販売しているおにぎり1個を作るまでに排出されるCO2の量を計算したら64gありましたよ、というCO2排出量の数字なのです。
1つのモノを生産するまでに、『どこで』『どれだけ』のCO2が排出されたかを見える化したものをカーボンフットプリント(以下、CFP)といいますが、このカーボンフットプリントは2009年くらいから、世界中に企業が測定をし始め、今では1商品1CFPが比較的正確に測定できるようになっているようです。
これがようやく、世間一般の人々の目にも触れるような世の中になってきています。
もちろん、意外と意識しなければ気づきませんが、
こんな感じで、排出されるCO2量と共に控えめに記載されていることが多いです。ちゃんと見て意識しないと気に留めないかもしれませんね。
大人から子供まで、誰もが一度は食べた事があるであろう国民的ポテトチップスにも、CFPを貼ったモノが試験的に店頭に並んでいました。
という感じで、ここでは挙げたらキリがないくらい意外にCFPが貼られている商品は多いです。最近では、加工された食品だけではなく、食用の牛肉1キロやペットボトルのミネラルウォーターを作るのに必要なCO2などもとても正確に算出されています。ぜひこれから少しだけ意識して探してみてください。
前述の通り、まだまだカーボンニュートラルに向かってCO2を削減しよう!という取り組みは国や大きな企業レベルでしかないかもしれません。しかし、我が国日本でも提唱した2030年までのCO2ゼロ排出量を実現し、その後も永続していくには、やはり私たち個人個人の意識変化も必要であると思います。
正直、カーボンニュートラルについては考え方や取り組みが複雑な部分もあるので、専門家ではない個人が深い理解をした上で取り組むことは難しいかもしれません。でも『なんとなく地球に良さそうだから』『よく分からないけど未来のためだから』そんなすごくシンプルな意識で取り組んでも良いのではないでしょうか。
むしろそれくらいシンプルに、極端に言えば子供でも楽しみながら簡単に取り組めるような形にしていくことができれば、地球規模の人類のアクションに繋がっていき、これから何十年先のまだ見ぬ良い未来を創っていけるのではないかと思います。

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