本日は、私もとっても感銘を受けた”ダイアログ・イン・ザ・ダーク”のご紹介をさせていただきます。1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれた教育プログラムであり、ソーシャルビジネスです。教育プログラムと言っても座学スタイルではなく、体験型の「ソーシャルエンターテイメント」です。実は私、自己啓発系の企業研修トレーナー(なんちゃてトレーナーですが)出身で、とっても興味のある分野なのです。
”目以外のなにかで、ものを見たことがありますか?”
この場は完全に光を閉ざした“純度100%の暗闇”。数人のグループごとに真っ暗闇な空間のなかで、一本の杖を頼りに数々のミッションに挑みます。日常では簡単にできる作業が、暗闇では全く出来ません。性別、年齢、容姿、障害、肩書きなど、すべて意味を失います。見ること以外の感覚と声でのコミュニケーション。
①何も見えない、真っ暗闇。
②グループワークセッション形式。
③チームにて用意されたミッションへのチャレンジ。(中身は内緒…)
②グループワークセッション形式。
③チームにて用意されたミッションへのチャレンジ。(中身は内緒…)
いたってシンプルな構成なのですが、これ、すごいです。
視覚を奪われただけで、コミュニケーションがままならない。今までのコミュニケーションが全く通用しなくなる。あたりまえがあたりまえでなくなる等、発見のオンパレード。暗闇では、一人では何も発見できず、何も解決できず、一歩も先へは進めないことを実感します。チームの目的を達成するために、全員で考えること、積極的に関わること、情報を共有すること、そしてお互いに助け合うこと。知っていたはずなのに、
いかに今まで、不親切な言葉を用いていたか…
いかに今まで、自分勝手な行動をとっていたか…
いかに今まで、自分のものさしで過ごしてきたか…
いかに今まで…
いかに今まで、自分勝手な行動をとっていたか…
いかに今まで、自分のものさしで過ごしてきたか…
いかに今まで…
ってな感じで、目からウロコです。たくさん言いたいことはあるのですが、これ以上はやめておきます。これから体験する方の邪魔になるので。とにかくすごい。
そして、もうひとつ。
この真っ暗闇体験をアテンドするのが、視覚に障害のある方々。
この真っ暗闇体験をアテンドするのが、視覚に障害のある方々。
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、これまで世界50カ国以上で開催され、900万人を超える人々が体験。日本では、1999年11月の初開催以降、これまで23万人以上が体験しています。視覚障害者の雇用を拡大しながら、暗闇での体験を通して、人と人とのかかわりや対話の大切さ、五感の豊かさを感じる「ソーシャルエンターテイメント」です。
ふと、日頃の活動にて、もっとコミュニケーションを大事に、大切にしないと。と思うことがあり、自分への戒めを込めてご紹介させていただきました。とにかく百聞は一見に如かず。一度みなさんのチームも体験してみてはいかがですか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
追伸:
一期一会の新解釈。
「いつも一緒にいる人に対して、今日が最後のつもりで接すること。」
一期一会の新解釈。
「いつも一緒にいる人に対して、今日が最後のつもりで接すること。」
なんだか、心のど真ん中を完璧に射抜かれました。