冬の風物詩といえば「雪」。
今年はもう4月に入り、桜も満開を迎えましたが…
私はスノボーが好きで毎年数回スキー場に訪れています。
一昨年からはコロナ渦ということもあり、行けていませんが…
やはりスキー場に行けば、東京では感じられない白銀の世界が広がっており、行くたびに心が躍ります。
ご存じの方も多いと思いますが、昨今では暖冬の影響で、日本各地で雪不足が続いています。積雪の減少により、雪まつりなどのイベントは中止になり、スキー場は閉鎖や休業を余儀なくされるところも増えています。その原因には地球温暖化が関係していると考えられています。
しかし雪不足と騒がれておりますが実は、地域によって降雪量が減少する地域と増える地域があるとも予測されているのです。本州全体ではひと冬の降雪量は減少するといわれていますが、一方で北海道や北陸地方では今よりも降雪量が増えると予測されています。しかも、「ドカ雪」と呼ばれるような大量の雪が降る日が多くなるといわれています。
なぜ、北海道や北陸地方では今よりも降雪量が増えると予測されているのでしょうか。
地球温暖化による気温上昇は海水温の上昇も引き起こします。海水温が上昇することで海から多くの水が蒸発し、大気中の水蒸気が増えます。水蒸気が増えれば雲を発達させるエネルギーも大きくなるため、雪が増えるという予測になるのです。
また、北海道や北陸地方はもともと気温が低く、真冬の最低気温は-20℃に達する地域もあります。地球温暖化で気温が上昇したとしても、0℃を越えなければ雪は降り続けると考えられるでしょう。
地球温暖化によって気温が上昇することで、雪が降らなくなるだけでなく、極端な大雪が増える地域が出てくる可能性があることがわかります。地球温暖化と降雪量の関係は複雑であり、私たちの生活環境に与える影響も大きいのです。雪に悩まされることなく、うまく付き合っていける未来をつくるためには、温暖化対策を進める以外にありません。
スキー場が環境に与える影響
①スキー場の開発
日本のスキー場の多くが、山間部の傾斜面を利用してつくられています。ブルドーザーやショベルカーなどを使い、山を切り崩し、森林を伐採するなどの環境破壊が開発の過程で起こっています。また、スキー場の開発に伴い、周辺にはレジャー施設やリゾート地も開発されます。さらに、ゲレンデへのアクセスを良くするために、山を切り開き、道をつくるトレイル整備が必要となります。これにより、動物の移動経路が分断されたり、山の水流が変化したりする恐れがあります。このように、スキー場の開発は自然へ与えるダメージが大きいのです。
日本のスキー場の多くが、山間部の傾斜面を利用してつくられています。ブルドーザーやショベルカーなどを使い、山を切り崩し、森林を伐採するなどの環境破壊が開発の過程で起こっています。また、スキー場の開発に伴い、周辺にはレジャー施設やリゾート地も開発されます。さらに、ゲレンデへのアクセスを良くするために、山を切り開き、道をつくるトレイル整備が必要となります。これにより、動物の移動経路が分断されたり、山の水流が変化したりする恐れがあります。このように、スキー場の開発は自然へ与えるダメージが大きいのです。
②人工降雪機による水の大量消費
人工降雪機は、雪不足という状況の中でゲレンデのコンディションを整えるには必要不可欠です。しかし、人工降雪機は低温の大気中に水を噴射させて雪を降らせる仕組みになっているため、大量の水を必要とします。その量は、なんと、1機につき1分間で数百リットルともいわれています。水は自然の雨水や小川の水を人工の溜池に貯水して使用しており、周辺の川など別の場所での水不足が発生してしまう可能性があります。水が少なくなれば川が凍結しやすくなるため、生態系への影響がまったくないとは言い切れません。水不足は地球が抱える問題のひとつでもあります。できれば人工雪に頼らず、自然の雪が降り積もる環境を取り戻すためにも、気候変動対策を進めていかなければなりません。
人工降雪機は、雪不足という状況の中でゲレンデのコンディションを整えるには必要不可欠です。しかし、人工降雪機は低温の大気中に水を噴射させて雪を降らせる仕組みになっているため、大量の水を必要とします。その量は、なんと、1機につき1分間で数百リットルともいわれています。水は自然の雨水や小川の水を人工の溜池に貯水して使用しており、周辺の川など別の場所での水不足が発生してしまう可能性があります。水が少なくなれば川が凍結しやすくなるため、生態系への影響がまったくないとは言い切れません。水不足は地球が抱える問題のひとつでもあります。できれば人工雪に頼らず、自然の雪が降り積もる環境を取り戻すためにも、気候変動対策を進めていかなければなりません。
スキー場/リゾート地への影響削減
スキー場およびその周辺の基幹施設はアルペンスポーツの必要部分であり、ゲレンデへのアクセス確保のために、サービスが提供され、享受するトレール整備が必要になります。
しかし、トレール整備用伐採、水流の自然の流れをせき止めること、道路整備により動物の移動を阻害することは、環境にダメージを与えているかもしれません。スキー用リフト、山頂の施設、リゾート地への道路等の大規模基幹施設も、損害を受けやすい生息地に、かなり影響を与えています。リゾート地運営およびトレール維持に使われている石油、ガス、ブレーキ液、油脂、洗浄剤のような物質の多くは、生活環境に放流されれば、有毒となりますので、注意深く使われなければいけません。将来的な開発を注意深く計画し、環境情勢が処理できる範囲内に維持することが肝要です。
そこで、今回ご紹介させていただくのが、スキー場のサステナブルな取り組みです。
白馬村のスキー場「白馬岩岳スノーフィールド」(長野県北安曇郡)は「スノーリゾートから気候変動を考える3日間」として、100%再生可能エネルギー由来の電力のみで運営を行いました。この3日間で稼働するゴンドラ、リフト、降雪機などのあらゆる電力を、中部電力の「CO2フリーメニュー」から購入する。1万4255KgのCO2排出量をゼロにすることを目指す取り組みです。期間中には、白馬高等学校の高校生らを中心にプラカードを持って滑走する気候マーチを開催したり、麓のレストハウスではパタゴニア社と一般社団法人Protect Our Winters Japan(POW)による、環境活動をテーマにしたフィルム上映会、トークショーを開催するなど、来場者への啓発を促す活動も行いました。
「白馬岩岳スノーフィールド」のほか「白馬八方尾根スキー場」「栂池高原スキー場」を運営する白馬観光開発は、気候変動への危機感から2019年11月にSDGs達成に向けた取り組みを掲げ「今後5年間で当社が排出するCO2を6%削減」すると表明し「降圧雪の効率的な運用に資するシステムを試験的に導入、降雪に関する電気使用量の15%削減、圧雪車運行に係る燃料の8%削減を目指す」など多くの具体的な対策を進めている。
この地球温暖化(気候変動)を解決するには、各分野でこのような取り組みがすごく重要だと感じます。
地球温暖化(気候変動)が、私たちの生活環境に与える影響が大きいことを再認識し、これからの人間活動について改めて考えるきっかけになると嬉しく思います。
私たちKabbaraもこのような考えを常に持ちながら日々業務を進めていきます。
まだまだ、これから研究開発が必要な部分も多いですが、DeFi、メタバース、NFT、web3、地球環境再生、土壌改良、温室効果ガス吸収、不耕起栽培、小規模農家改革、カーボンクレジット創出活動などに少しでも興味を持たれましたら、これら実現のためみなさまの活動へのご参加、お待ちしています。
まだまだ、これから研究開発が必要な部分も多いですが、DeFi、メタバース、NFT、web3、地球環境再生、土壌改良、温室効果ガス吸収、不耕起栽培、小規模農家改革、カーボンクレジット創出活動などに少しでも興味を持たれましたら、これら実現のためみなさまの活動へのご参加、お待ちしています。
また、ご質問やご意見随時承っております。
下記の【お問い合わせ】よりお願い致します。
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