こんにちは、佐藤です。
前回、「南極オーバーターン・システム今後30年で崩壊か」という記事を書きましたが、4月15日のYAHOO!!ニュースにて、「消失進むNZ氷河 気候変動、悪循環の恐れ」という記事が配信されました。
地球の氷床がどんどん融解していっています。
NZ国立水圏大気研究所(NIWA)がニュージーランド(NZ)の氷河の消失が進んでいることが調査で分かったそうです。
調査開始以降、既に氷河の約3割が消失し、大部分はこの10年間に急激に進んだといいます。NIWAが公表した比較画像からは、2003年に低いくぼ地の池に接近していた氷河が、12年に後退し、23年にはさらに遠ざかっているそうです。
氷河は「貯水槽」の役割を果たしており、消失すれば飲料水や農業用水の確保が困難になる。しかも、氷河が解けると海面上昇につながり、豪雨や洪水を引き起こす要因にもなります。
調査に参加したオーストラリア・モナシュ大学のアンドルー・マッキントッシュ教授は「消失の勢いは衝撃的だ。温暖化を抑えることが緊急に必要だ」と訴えています。
気候変動は地球にとってみたら、何も問題はありません。
しかし、地球で生活を行っている私達には、住みやすさの範囲があります。
地球にも多様な気候がありますが、今まで人類が体験したことのない領域へ進もうとしています。
「住みやすい環境」を維持、再生を望んでいるのは人類です。
私達自身が、どういう道を進んでいきたいか?ということを真剣に考えなくてはならないですよね。
そんな中、4月13日に、国内初となる『リジェネラティブ・オーガニック カンファレンス 2023』と題し、パタゴニア主催で開催されました。
気候変動の対策に有効とされ、欧米を中心に広まりつつある環境再生型の農業について理解を深め、日本での実践方法を一緒に考えるという内容のイベントでした。
気候変動の解決策となる日本の農業システム
健全な土壌を築く農業が気候変動問題の解決への一歩になる。
日本では「環境再生型農業」とも呼ばれて知られています。
従来の農業は、気候危機を深化させている炭素排出量の最大25%を占めているといいます。リジェネラティブ・オーガニック農法は温室効果ガスの排出を削減し、従来の農法と比較してより多くの炭素を地中に戻す一助となる可能性があると期待されています。
リジェネラティブ・オーガニック農法は、私たちが食物などを育てる方法を変え、土壌や気候を修復させることができます。
とてもいい活動ですよね。
無理なく出来ることをする。
他人事ではなく、自分ごととして捉えて行動することも重要となってきます。
でも、リジェネラティブ・オーガニック農法で作られているものをどうやって選べばいいのでしょうか。
そんな疑問も出てきますよね。
このイベントで紹介されていたのが、「リジェネラティブ・オーガニック認証プログラム(ROC)」です。
無農薬有機栽培(オーガニック)によって人と地球のより良い未来を目指す非営利団体ロデール研究所や、パタゴニアをはじめとする同じ志を持つ企業や活動家などとともにドクターブロナーが立ち上げたオーガニック認証。
土壌の健康、動物福祉、社会公平性を3つの柱とし、それぞれが最高レベルの基準を定める総合的な認証です。
・1つ目の柱:土壌の健康
土壌の有機物を増やし、土壌に炭素を蓄積する。
・2つ目の柱:動物福祉
動物福祉を向上させる。
・3つ目の柱:社会的公正
農家、酪農家、労働者に経済的な安定と公正を提供する。
回復力のある地域生態系とコミュニティを作る。
おそらく一番厳格な内容になっており、トレーサビリティなどの透明性でこの認証を取得できれば、消費者は安心して商品を選択出来るようになると思います。
また、認証には3つのレベルがある。
企業努力を続けた先に信用力の高い評価を受けることが出来るというのは、良い試みではないでしょうか。
わかりやすくていいですね。
周囲でこの認証マークを見かけるようになったとき、世界は大きく変わり始めたという印がリジェネラティブ・オーガニック認証マーク(ROC)の役割ですね。
リジェネラティブ・オーガニック認証も勢力を拡大しており、昨年には米国で、直近では欧州で商標を取得し、日本でも近々取得していくそうです。
そのマークは日本にもようやく入ってきます。
私達もリジェネラティブ・オーガニック農法の恩恵を受けることが可能になりました。
米国で初めてリジェネラティブ・オーガニック認証を取得した国産米が発売へ
今回の米国産リジェネラティブ・オーガニック認証は、ランドバーグとROAのほかに、自然食品やオーガニック食品を販売するスーパーマーケット「ホールフーズ・マーケット」との連携により実現したとのこと。
昨年だけで5つの新たなリジェネラティブ認証が誕生したといいます。
まだまだ、規模の拡大はこれからですが、良くてわかりやすい指針があれば、拡大も夢ではないかもしれないですね。
土壌が温暖化の解決策になる。
Kabbaraが目指す、土壌再生/改良を起点とした、ネガティブエミッション技術の促進と普及というアクションと同じ方向にある活動だと感じました。
日本での普及を応援していきたいですね。
時代が要請するカーボンニュートラル社会の実現へ、プロジェクト「Hundred million」PROJECT2030」にて未来へ良いバトンを渡すべく、仲間を随時募集しております!
時代が要請するカーボンニュートラル社会の実現へ
プロジェクト「Hundred million」PROJECT2030
一緒に活動したい!もっと情報を知りたい!という仲間も随時募集中です!
アンケート及び、hmp2030メンバーの参加もお待ちしております。
まだまだ、これから研究開発が必要な部分も多いですが、DeFi、メタバース、NFT、web3、地球環境再生、土壌改良、温室効果ガス吸収、不耕起栽培、小規模農家改革、カーボンクレジット創出活動などに少しでも興味を持たれましたら、これら実現のためみなさまの活動への参加お待ちしています。
また、ご質問やご意見随時承っております。
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