SBTiサービス検証ポータルサイト登録方法を徹底解説!

   by kabbara        
SBTiサービス検証ポータルサイト登録方法を徹底解説!
SBTiサービスWebサイト

はじめに
近年、地球温暖化対策の重要性がますます高まり、企業は脱炭素化への取り組みを加速させています。その中で、科学的な根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標を設定する「SBT(Science Based Targets)」イニシアチブが注目されています。SBT目標を設定し、SBTi(Science Based Targets initiative)に認定されることは、企業の環境への取り組みを明確に示すとともに、投資家や顧客からの信頼を得る上で非常に重要です。

本記事では、SBT目標の申請手続きにおいて最初に必要となる、SBTiが提供する検証ポータルサイトへのアカウント登録方法を、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。本記事を参考に、ぜひアカウント登録を完了させ、SBT目標設定への準備を進めていきましょう。

1. SBTiサービスサイトへアクセス

まず、SBTiのサービスサイトにアクセスします。 

2. ログイン画面からサインアップへ

サイト右上の「Log in」ボタンをクリックし、ログイン画面へ進みます。次に、画面下部の「Sign up」をクリックして、アカウント作成画面へ移動します。  

3. アカウント情報の入力

アカウント作成画面で、以下の必要項目を入力します。  

  • ファーストネーム(名)
  • 苗字(姓)
  • 仕事用メールアドレス
  • パスワード (8文字以上、特殊文字1つ以上を含む、100文字以内)

利用規約とデータプライバシーポリシーへの同意にチェックを入れ、「サインアップ」をクリックします。

4. アカウント作成完了

アカウント作成が完了すると、登録したメールアドレスに確認メールが送信されます。メール内のリンクをクリックして、アカウントを有効化してください。
※メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認するか、3分ほど待ってから「メールを再送信」を試してください。 

【重要】まとめ

SBT申請のためのアカウント登録は、上記の手順で簡単に行うことができます。登録後は、速やかに登録フォームへの情報入力も済ませて、SBT目標設定の準備を進めましょう。情報入力には、企業の排出量データや削減目標に関する詳細な情報が必要となりますので、事前に必要な情報を整理しておくことをお勧めします。

また、SBT目標設定は専門的な知識や分析が必要となる場合が多く、自社のみで進めることが難しいケースも考えられます。そのような場合は、専門家の協力を得て進めることを強く推奨します。専門家は、SBT目標設定に関する豊富な知識や経験を持っており、適切な目標設定や申請手続きのサポートを提供してくれます。

SBT目標設定は、企業の持続可能性を高め、社会からの信頼を得る上で非常に重要な取り組みです。本記事を参考に、ぜひSBT目標設定への第一歩を踏み出してください。

SBT(Science Based Targets)とは?

SBTとは、Science Based Targetsの略で、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標のことです。パリ協定で合意された「世界の平均気温上昇を産業革命前比で2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」という目標を達成するために、企業が設定する排出削減目標を指します。Science Based Targets initiative(SBTi)が認定する、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標のことです。SBTiは、CDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体によって設立された国際的なイニシアチブです。

CDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体

SBTが重要視されている理由は、企業の脱炭素化への取り組みを客観的に評価できる指標となるからです。SBTを取得することで、企業は以下のようなメリットを得られます。

  • ブランドイメージの向上
    環境意識の高まりとともに、消費者は企業の環境への取り組みを重視するようになっています。SBT導入は、企業の持続可能性に対するコミットメントを示すことで、消費者の共感を呼び、ブランドイメージ向上に繋がります。
  • 投資家からの評価向上
    ESG投資が主流となる中、SBTは企業の長期的な成長性を評価する上で重要な指標となっています。SBT導入は、投資家からの信頼獲得、資金調達、企業価値向上に貢献します。
  • 競争力強化
    SBT達成に向けた取り組みは、省エネルギー化、資源効率の向上、イノベーション促進など、企業の競争力強化に繋がる効果も期待できます。
  • リスク管理
    気候変動による事業リスクは、今後ますます高まることが予想されます。SBT導入は、気候変動リスクを早期に特定し、対策を講じることで、事業の安定化に貢献します。
  • 従業員のエンゲージメント向上
    環境問題への意識が高い従業員にとって、SBT導入は企業への愛着や誇りを高め、モチベーション向上に繋がります。

SBTは、企業規模や業種を問わず、あらゆる企業にとって有益な取り組みです。

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