おまたせしました。これが、Kabbaraもう一つのプロダクトです。

   by Tsuyoshi Mizushima        
おまたせしました。これが、Kabbaraもう一つのプロダクトです。
本題に入る前に、少しお付き合いください。
地球温暖化へのCOP26において採択された世界目標(世界平均気温の上昇を1.5度に抑える努力を追求する)は、より急激な脱炭素社会への舵切りが必要となりました。各国の脱炭素への取り組みとはつまり、各企業に課せられたカーボンニュートラルの実現が必達となります。これからますます大手企業は当然のこと、中小企業にとっても温暖化への取り組みの実装は、企業価値に大きく影響する重要課題になると強く感じます。
しかし、当然ですが最も重要な課題は、”どうやって、実現するの?”ってこと。
業種、業態によってはCO2削減対策にも、限界があり、削減はできても、カーボンニュートラル(実質ゼロ)となると次元が違います。
そこで、登場するのが、カーボンオフセットという相互扶助の仕組みです。いくつかの具体的対策が各国取られているのですが、その中でもカーボンオフセットはとてもインパクトの高い重要な仕組みです。
カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。

出典:環境省HP
カーボンオフセットに関する取り組みは、イギリスを始めとした欧州、米国、豪州等で活発に行われています。参考までに、現時点の世界の炭素市場規模(価格)をご紹介します。
2020年世界炭素市場取引の総額 <ロンドン(ロイター)-リフィニティブの調査>
・2,290億ユーロ(31兆3000億円)
2021年1トンあたりのCO2取引価格 <EU排出権取引(EU-ETS)>
・55ユーロ(7,150円/CO2トン)
※パリ協定の約束期間である2030年までに100ユーロ(13,000円/CO2トン)に達するとの予測。
すでに、なかなかの規模ですよね。まだ取引市場が活発化していない日本では、なかなかピンとこない方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、EU連合を中心として相当大きな取引市場となっています。現段階ですでに、31兆3000億円の取引量であることを考えると、2030年へ向けこれからの成長は計り知れません。
すみません。少し前置きが長くなりました。
本日の本題、おまたせしました。これが、Kabbaraもう一つのプロダクトです。
かねてよりお伝えしている通り、Kabbaraはコーヒーを取り扱いますが、”コーヒー屋さん”というわけではありません。ラオスにおいてカーボンニュートラルコーヒーを実現する技術を導入しながら、その他の森林保全、CO2削減プロジェクトにおけるクレジット化を実現し、 ”インパクトプロバイダー事業” を展開してまいります。
Kabbaraの掲げる大切なミッション ”環境負荷ゼロ” ”農業従事者貧困ゼロ” 実現へ向け、 ”インパクトプロバイダー事業” はとっても重要になります。サービス方針、サービス設計がある程度固まり、ようやく目標数字が共有出来る段階になりましたので、お伝えさせて下さい。
目標数値
  • 2025年  5万ヘクタールの森林保護活動 CO2削減・吸収量70万トン
  • 2030年  70万ヘクタールの森林保護活動 CO2削減・吸収量420万トン
※現時点における想定しうる独自算出方法にて設計。
地球が直面している現状から、当事者意識を働かせ、自分たちがワクワクするやり遂げたい数字にて設計しました。 そしてもう一つ。まだ本日の時点においては詳細部分には触れませんが、インパクトプロバイダーとしてCO2排出権取引を管理するには、テクノロジーが必要です。
  • 改ざん不可
  • 取引の透明性の担保
  • 証明書の認証/発行
  • CO2排出権の無効化管理 などなど。
みなさん、お気づきかと思いますが、ブロックチェーン技術との相性がばっちりなのです。
世界の企業が掲げるカーボンニュートラルを ”どうやって、実現するの?” の具体策として選択いただけるよう、全力で貢献してまいります。
そしてもちろん、楽しみながら…
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
こころより、感謝申し上げます。
追伸:
昨日、オフィス内に体長5センチはあろうかというスズメバチが乱入。ただただ隅っこにて10分以上身を潜めるわたし。そこに颯爽と現れた代表の沼倉が、紙コップ片手にそっと、やさしく捕獲!
こころより、感謝申し上げます。
このプロジェクトに興味のある方は、ぜひこちらよりご参加下さい。また、ご質問やご意見随時承っております。下記の【お問い合わせ】よりお願い致します。

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