新プロジェクト「Hundred million」PROJECT2030

   by Tsuyoshi Mizushima        
新プロジェクト「Hundred million」PROJECT2030
いつもKabbara Timesをお読みいただき、誠にありがとうございます。昨日(2022/04/11)、Kabbaraの新プロジェクト「Hundred million」PROJECT2030(以下、「hmp2030 」、よみ:エイチエムピーニーゼロサンゼロ)の活動を、プレスリリース配信いたしましたので、ご報告いたします。まだお読みいただいていない方は、まずはじめにこちらからご確認下さい。
私どもの活動のど真ん中には、環境問題に対する取り組みがあります。その中でも地球温暖化対策としての世界的なカーボンニュートラル化は、全人類が決して目を背けることのできない”課題”であり、果たさなければならない”責任”とも言えます。Kabbaraは、この地球(ほし)のカーボンニュートラルの実現を最重要課題と定め、小さな一歩かもしれませんが、未来に大きな違いをもたらす一歩となることを確信し、この度「hmp2030」発足に至りました。本日は、昨日のプレスリリースのご報告に加え「hmp2030」を少しご紹介させていただきます。

「Hundred million」

このプロジェクトは「ハンドレッド ミリオン」と名付けられました。私どもにとってわかりやすく、絶対に忘れてはならない大切な数字をプロジェクト名として採用しました。

2030年CO2吸収/削減1億トン。当プロジェクトにてコミットした数字です。このコミットをそのまま採用しました。ちなみに1億トンのCO2といわれても、なかなかピンときませんよね。2018年、全世界のCO2総排出量が335億トン(※エネルギー起源の排出量)です。このうち日本における年間CO2総排出量は、12.1億トン。(※環境省、19年度における地球温暖化対策計画の進捗状況より)つまりは、当プロジェクトが掲げる1億トンは日本の年間CO2総排出量の約12分の1となります。こう比較するとなかなかのインパクトがある数字だと思いませんか。
しかしながら、この数字を見て「えっ、無理でしょ!」って思われる方も当然いらっしゃるかと思います。無理だと思われるだろう数字であると自負しています。そこをあえて、コミットしました。ニュートラル化へ向かう道中、どこかで誰かが必ずやらなければならないCO2削減です。であれば、「自分たちでやろう」と決めました。世界のCO2排出総量335億トンのニュートラル化へのクリッピングポイントとなる、願いを込めた1億トンです。「hmp2030」の炭素吸収/削減技術は、最大の炭素プールと言われている「土壌貯留」をメインとしたプロジェクトです。「土壌」だからこそ十分実現可能であると考えます。

土壌炭素貯留による温暖化ストップへのアプローチ

「フォーパーミル・イニシアチブ」。COP21にて、フランスの提案により始まった、556の国と国際機関がすでに参加している温暖化ストップへの取り組み。(こちらの記事でもご紹介しています)「フォーパーミル」とは、1000分の4のことをいい、「全世界の土壌中に存在する炭素の量を毎年0.4%ずつ増やすことができたなら、大気中のCO2の増加量をゼロに抑えることができる」という、土壌炭素を増やす活動からのカーボンニュートラル化へ向けたチャレンジです。このような表現を使うと叱られるかもしれませんが、「たった0.4%」の積み重ねでニュートラル化の実現となるのです。「hmp2030 」は、この国際的な取り組みとも連携し、しっかりと貢献してまいります。

「hmp2030 」では、どんな技術で土壌炭素を増やしていくのかは、少し専門的になりますので、またの機会にご紹介をさせて下さい。世間的にはまだまだ知られていない土壌の炭素貯留(温暖化防止対策)のポテンシャルですが、「hmp2030 」の活動を通して広く、そして沢山の方に知っていただきたいと思っています。これから各国、各企業のカーボンニュートラル化へ向けた技術として、ますます注目される分野であるとお含みおき下さい。
2015年に採択された人類の行動指針「SDGs」の期限まで10年を切った今。
  • わたしたちは、地球と共存する準備を終えられるのでしょうか?
  • わたしたちは、子供たちの希望を未来へと繋ぐことができるのでしょうか?
未来の人類に誇れる2030年を、ともに。
最後になりますが、我々のコミットに共感いただき、「hmp2030 」に新たに加わった活動拠点となる国をご紹介します。
▲この写真は、弊社関係者がとらえた幻想的な一枚。
どこまでも続く壮大な牧草地を有する国、モンゴル国。その牧草地は1億2600万ヘクタール(森林/山岳草原含む)にも及びます。日本国土の約3.3倍。ますます夢が広がります。
さぁ、一歩ずつ前へ!
最後までお読みいただき、誠に有難うございました。

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