いつもKabbara Timesにアクセスいただきありがとうございます。沼倉です。
先日、弊社でローンチした中小企業版SBT認定取得サポートサービスについての記事をアップしましたが、徐々にご相談やご質問をいただいています。ありがとうございます。実際にサポートサービスを通じて、CO2排出量の算出からSBT認定の申請まで完了している企業さまもおり、弊社サービスからの第一号認定企業が誕生することを毎日楽しみにしています。
ちなみにですが、上記の画像はSBT認定企業に送られる認定証のようなもので、SBTiから数種類贈呈され自由に活用することができます。今申請中のみなさん、是非認定を楽しみにお待ち下さい。
さて、本日はSBT認定取得後にSBT認定企業が次のステップとして参加可能な国際的なキャンペーンについてご紹介していこうと思います。今日の内容は、現時点では日本国内でもあまり情報がない部分になるので是非最後までお読みください。
SBT認定取得後に参加できる国際的な脱炭素キャンペーンがあります
中小企業版含め、SBT認定を取得した企業は、当然今後のGHG削減に向けてアクションをしていくと思います。しかし、脱炭素・カーボンニュートラルは国際的な取り組みであり、多くの情報は国連や国連関連団体、国連パートナー団体より発信されていることが多く情報を得にくいという特徴があります。
もちろん、国内では環境省、経済産業省がそれらの情報を翻訳し情報提供を行ってくれてはいますが、どんな情報を見て、どんなアクションをすべきかは意外と分からないことが多いです。
特に、企業が参加可能な国際的な脱炭素キャンペーンについては、情報も少なく存在すら知られていないものが多いと感じます。ですので、下記よりSBT取得企業が参加可能な国際的脱炭素キャンペーンを1つご紹介します。
Business Ambition for 1.5°C
『BUSINESS AMBITION FOR 1.5℃』この言葉を聞いたことがあるという方は、日頃からカーボンニュートラル関係の情報にアンテナを張られている方かと思います。
このアクションは、世界中の企業を対象に、国連グローバル・コンパクト、SBTイニシアチブ、We Mean Businessの呼びかけにより、世界の平均気温の上昇を、産業革命以前と比べ1.5℃に抑えることを目指す国際的なキャンペーンです。(国連グローバル・コンパクト、SBTイニシアチブ、We Mean Businessなどの国際組織についてはまた別途解説したいと思います。)
国内でも、丸井グループ社、アシックス社などが参加したことで広まりました。年々国内でも参加する企業が増えており、このキャンペーンへの参加が、本格的な脱炭素経営企業として世間的に認められる要素にもなっています。
現在では、中小企業版SBT認定取得企業にもこのキャンペーンへの参加の門は開かれており、2050年までのネットゼロ目標(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の設定を約束することで参加が可能になっています。
もはやグローバルスタンダードとなっているこのキャンペーン。大手企業は続々と参加表明をしていますが、我が国の99.7%を占める中小企業こそが積極的に参加しなくては意味がありません。
世界的にもますます当然となっていくSBTやBusiness Ambition for 1.5°C、是非貴社も検討してみてはいかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。