
はじめに
開催中のし大阪万博2025は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、持続可能な社会の実現に向けた様々な取り組みが実施されています。特に、地球規模の課題である脱炭素、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みは、万博の重要な柱の一つです。万博がどのように脱炭素社会の実現に貢献しようとしているのか、その最前線を一緒に見ていきましょう。
サマリー
- 大阪万博2025が掲げるカーボンニュートラル目標とその野心的なロードマップ
- 夢の技術が集結!会場全体をグリーンに変える革新的エネルギーシステムとは?
- 移動も「みどり」に変える!万博における持続可能な交通手段の全貌
- 使い終わったモノも資源に!万博をサーキュラーエコノミー実現のショーケースへ
- 未来へのレガシーを創出!万博が社会に残す脱炭素化に向けた貢献とは?
大阪万博2025が掲げるカーボンニュートラル目標とその野心的なロードマップ
大阪万博2025は、単なるイベントではなく、「未来社会の実験場」としての役割を担っています。その中でも、カーボンニュートラルの実現は、万博の成功を左右する重要な鍵と言えるでしょう。ここでは、万博がどのような目標を掲げ、それを達成するための具体的なロードマップを描いているのかを深掘りします。
なぜ万博ではカーボンニュートラルが重要なのか?
地球温暖化は、私たちの社会や経済、そして地球の生態系に深刻な影響を与えています。2015年に採択されたパリ協定では、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して1.5℃に抑える努力目標が掲げられ、各国が温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。
大阪万博2025は、この世界的な潮流の中で、日本がその技術力と実現性を示す絶好の機会となります。万博という国際的な舞台でカーボンニュートラルを実現することは、日本の環境技術の高さを世界にアピールするだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた日本の強い意志を示すことにも繋がります。
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大阪万博2025の野心的なカーボンニュートラル目標
大阪万博2025は、会期中の直接的な温室効果ガス排出量を実質ゼロにするという、非常に野心的な目標を掲げています。これは、イベントの開催に伴うエネルギー消費、輸送、廃棄物処理など、あらゆる側面からの排出量を削減し、どうしても排出されてしまう分については、吸収・除去することで相殺するという考え方です。
具体的には、以下の3つの主要なアプローチを通じて、カーボンニュートラルを目指します。
- 排出量の削減: 会場での省エネルギー化、再生可能エネルギーの導入、低炭素技術の活用などを徹底的に推進します。
- 排出量のオフセット: どうしても削減しきれない排出量については、植林や森林保全プロジェクト、あるいはCO2の回収・貯留技術への投資などを通じて相殺します。
- サプライチェーン全体での削減: 会場建設や運営に関わる全ての事業者に対して、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量削減を働きかけます。
カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ
この野心的な目標を達成するために、大阪万博2025は具体的なロードマップを着実に実行しています。その主な要素は以下の通りです。
- 基本計画の策定: カーボンニュートラル実現に向けた基本的な考え方や目標、具体的な対策などを明記した基本計画を策定し、関係者間で共有しています。
- 技術実証の推進: 会場を実証実験の場と捉え、水素エネルギー、太陽光発電、バイオマスエネルギーなど、最先端の脱炭素技術の導入と実証を進めています。
- 参加者との連携: 各パビリオンの出展者や来場者に対しても、省エネルギー行動や持続可能な移動手段の利用などを促すための啓発活動や情報提供を行います。
- 進捗状況のモニタリングと情報公開: カーボンニュートラルの取り組みの進捗状況を定期的にモニタリングし、その結果を透明性を持って公開することで、社会全体の理解と協力を得ます。
- 国際協力の推進: 海外の万博主催者や関連機関と連携し、カーボンニュートラルの実現に向けた知見やベストプラクティスを共有します。
大阪万博2025のカーボンニュートラル目標は、単なるスローガンではなく、具体的な計画と実行によって裏打ちされています。次章では、このロードマップの中でも特に重要な要素である、会場全体のエネルギーシステムにおける革新的な取り組みについて見ていきましょう。
未来の技術が集結!会場全体をグリーンに変える革新的エネルギーシステム

大阪万博2025のカーボンニュートラル実現の中核をなすのが、会場全体のエネルギーシステムにおける革新的な取り組みです。化石燃料への依存度を極限まで減らし、再生可能エネルギーを最大限に活用することで、環境負荷を低減し、持続可能な万博運営を目指しています。
再生可能エネルギーの積極的な導入
万博会場では、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電といった多様な再生可能エネルギー源の導入が計画されています。広大な敷地を活かし、太陽光パネルを設置するだけでなく、周辺地域の自然エネルギーを活用する仕組みも検討されています。
- 太陽光発電: 会場内の建築物の屋根や壁面、未利用地などに太陽光パネルを設置し、クリーンな電力を供給します。最新の高効率太陽光パネルや、デザイン性を考慮した太陽光発電システム(BIPV)の導入も検討されています。
- 風力発電: 会場周辺の風況を調査し、小型風力発電機や、より効率的な垂直軸型風力発電機などの導入を検討します。景観への配慮も行いながら、自然エネルギーの効率化を最大限に引き出します。
- バイオマス発電: 食品廃棄物や木質バイオマスなど、地域で発生する有機性資源を燃料としたバイオマス発電システムの導入を検討します。廃棄物の有効活用とエネルギー自給率の向上に貢献します。
水素エネルギーの活用
大阪万博2025では、「未来のエネルギー」として注目される水素エネルギーの活用も積極的に進められます。水素は、燃焼時に水しか排出しないため、究極のクリーンエネルギーと言えます。
- 燃料電池: 水素を燃料とする燃料電池を導入し、会場内の電力供給や、燃料電池自動車などの動力源として活用します。高効率な定置型燃料電池の導入や、移動式の燃料電池ユニットの活用も検討されています。
- 水素ステーション: 会場内に水素ステーションを設置し、燃料電池自動車や燃料電池バスなどの導入を促進します。来場者や関係者に対して、水素エネルギーの利便性と環境優位性をアピールします。
- 水素サプライチェーンの構築: 水素の製造、輸送、貯蔵、利用に至るまでのサプライチェーン全体で、低炭素な水素の活用を目指します。地域の再生可能エネルギーを活用したグリーン水素の製造なども視野に入れています。
スマートグリッドによるエネルギーマネジメント

多様な再生可能エネルギー源と水素エネルギーを効率的に活用するためには、高度なエネルギーマネジメントシステムが不可欠です。大阪万博2025では、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)などの最新技術を活用したスマートグリッドの構築が実装されています。
- 電力需給の最適化: 会場全体の電力需要をリアルタイムに予測し、再生可能エネルギーの発電量予測に基づいて、電力の供給量を最適に制御します。
- エネルギー貯蔵システムの導入: 余剰電力を蓄電池に貯蔵し、電力需要が高まった時間帯に放電することで、電力の安定供給を図ります。水素エネルギーを貯蔵する技術の開発も進められています。
- エネルギーの地産地消: 地域で生成された再生可能エネルギーを地域で消費する「地産地消」のモデルを構築し、エネルギーの輸送ロスを削減するとともに、地域経済の活性化にも貢献します。
大阪万博2025のエネルギーシステムは、単に環境負荷を低減するだけでなく、未来のエネルギーシステムのあり方を示すショーケースとしての役割も担っています。次章では、来場者や関係者の移動手段における脱炭素化に向けた取り組みについて詳しく見ていきましょう。
来場者も参加できる!万博でのカーボンニュートラル体験

大阪万博2025では、最先端の脱炭素技術やグリーンインフラを体験するだけでなく、来場者自身がカーボンニュートラルに貢献できる様々なプログラムが計画されています。「見て、触れて、参加する」ことで、持続可能な社会への意識を高め、日常生活での行動変容を促すことが目的です。ここでは、来場者が万博で体験できるカーボンニュートラル関連の取り組みをご紹介します。
- エネルギーと環境に関する展示・体験: 再生可能エネルギー体験: 太陽光発電や風力発電の仕組みをインタラクティブに学べる展示や、実際に発電したエネルギーを利用したアトラクションなどが計画されています。 水素エネルギー実演: 燃料電池自動車の試乗体験や、水素を活用したエネルギーシステムの実演などが行われる可能性があります。 スマートホーム・スマートシティ体験: 省エネ家電やスマートエネルギー管理システムを備えたモデルハウスや、スマートシティの概念を体験できる展示などを通じて、未来の暮らしを体感できます。 カーボンオフセットプログラム: 来場者の移動や滞在によって排出されるCO2をオフセットするためのプログラムが提供される可能性があります。例えば、チケット購入時にカーボンオフセット料金を上乗せしたり、会場内の特定の場所で寄付を募ったりするなどが考えられます。
- サステナブルなライフスタイル提案: 環境配慮型製品の展示・販売: サステナブルな素材で作られた製品や、フェアトレード製品、地元の環境に優しい製品などが展示・販売されます。 フードロス削減レストラン: 食品廃棄物の削減に取り組むレストランや、地元の旬な食材を最大限に活用したメニューを提供するレストランなどが計画されています。 リサイクルワークショップ: 使用済みの材料を再利用して新たな価値を生み出すワークショップなどが開催され、創造性と環境意識の向上を促します。 サステナブルファッションショー: 環境に配慮した素材や製法で作られた衣服を紹介するファッションショーなどが開催され、持続可能な消費のあり方を提案します。
- グリーン車両の利用促進: EV・FCV車両の実演・試乗: 最新の電気自動車や燃料電池自動車を展示し、試乗体験を提供する機会が計画されています。 レンタサイクル: 会場内や周辺を環境に優しく移動できるレンタサイクルサービスが提供されます。 公共交通機関利用情報サポート: 会場へのアクセス方法や公共交通機関の乗り換え案内などをインタラクティブなツールで提供し、公共交通機関の利用を促進します。
- 自然との触れ合いと生物多様性: 自然観察ツアー: 会場内の緑地や周辺の自然環境を専門ガイドの案内で巡るツアーが開催され、自然の重要性や生物多様性の価値を学びます。 ガーデニング体験: 来場者が植物に触れ、育てる喜びを体験できるガーデニング広場やワークショップなどが計画されています。 生物多様性広場: 会場内に多様な生物が生息できる環境を整備し、自然との共生を象徴します。 これらの体験プログラムを通じて、来場者はカーボンニュートラルや持続可能な社会についてより深く理解し、自身のライフスタイルを見直すきっかけを得ることができるでしょう。万博は、未来の地球のために私たちが何ができるのかを考える貴重な機会となるはずです。
移動も「みどり」に変える!万博における持続可能な交通手段の全貌

大阪万博2025のカーボンニュートラル実現には、会場内だけでなく、来場者や関係者の移動に伴う温室効果ガス排出量の削減も不可欠です。万博では、環境負荷の少ない持続可能な交通手段を積極的に導入し、利用を促進するための様々な取り組みが行われます。
公共交通機関の利用促進
来場者の多くが公共交通機関を利用するように、アクセス手段の整備と利用促進が図られます。
- 鉄道アクセスの強化: 会場へのアクセス路線となる鉄道の輸送力増強や、乗り換えの利便性向上などが 計画されています。ダイヤ改正や臨時列車の運行なども検討されます。
- バス路線の拡充: 主要な駅から会場を結ぶバス路線の新設や増便、乗り場の整備などが行われます。燃料電池バスや電気バスといった環境負荷の少ないバスの導入も検討されています。
- パーク&ライドの推進: 会場周辺に駐車場を整備し、そこから公共交通機関に乗り換えて来場する「パーク&ライド」の利用を促します。駐車料金の割引や、公共交通機関との連携などが検討されます。
環境負荷の少ないモビリティの導入
会場内および周辺地域では、環境負荷の少ない次世代モビリティの導入と普及が図られます。
- 燃料電池自動車・電気自動車の活用: 会場運営車両や公用車などに、燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)を積極的に導入します。水素ステーションや充電ステーションの整備も進められます。
- 電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリング: 会場内や周辺地域において、電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービスを提供し、短距離移動の際の利便性と環境負荷低減を両立します。
- 自動運転技術の活用: 自動運転バスや自動運転タクシーなどの実証実験を行い、将来的な持続可能な交通システムの導入に向けた知見を蓄積します。
歩行者と自転車に優しい環境整備
会場内および周辺地域では、歩行者や自転車が安全かつ快適に移動できる環境整備が進められます。
- 歩行者専用道路や遊歩道の整備: 会場内には、緑豊かな歩行者専用道路や遊歩道が整備され、来場者が自然を感じながら移動を楽しめる空間が創出されます。
- 自転車レーンの整備: 会場周辺地域において、自転車レーンを整備し、自転車利用の安全性と快適性を向上させます。駐輪場の整備も重要な課題です。
- バリアフリー化の推進: 高齢者や障害のある方も含め、全ての人が円滑に移動できるよう、バリアフリー化を徹底します。
来場者の意識改革と行動変容の促進
持続可能な交通手段の利用を促進するためには、来場者一人ひとりの意識改革と行動変容が不可欠です。
- 情報提供と啓発活動: 万博の公式サイトやアプリ、会場内の案内表示などを通じて、公共交通機関の利用方法や、環境負荷の少ない移動手段のメリットなどを積極的に情報提供します。
- インセンティブの導入: 公共交通機関の利用促進のための割引やポイント付与、環境負荷の少ない移動手段を利用した来場者への特典付与などを検討します。
- 行動変容を促すデザイン: 会場内の移動経路や案内表示などを工夫し、自然と環境負荷の少ない移動手段を選択したくなるようなデザインを取り入れます。
大阪万博2025は、単に環境負荷の少ない移動手段を提供するだけでなく、未来の持続可能な交通システムのモデルを示すことを目指しています。次章では、万博における資源循環の取り組み、サーキュラーエコノミーの実現に向けた挑戦について詳しく見ていきましょう。
『使い終わったモノも資源に』万博をサーキュラーエコノミー実現のショーケースへ
大阪万博2025は、イベント期間中だけでなく、その後の社会においても持続可能な影響を与えることを目指しています。その重要な取り組みの一つが、廃棄物を最小限に抑え、資源を有効活用する「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の実現です。万博会場を、この革新的な経済モデルのショーケースとすることを目指しています。

廃棄物の発生抑制と再利用の徹底
万博では、イベント運営に伴うあらゆる段階で、廃棄物の発生抑制と再利用を徹底的に追求します。
- 使い捨てプラスチックの削減: 会場内での使い捨てプラスチックの使用を原則禁止し、リユース可能な容器やカトラリーの導入を義務付けます。来場者にもマイボトルの持参や、リユース容器の利用を推奨します。
- 食品ロスの削減: 食品の調達、調理、提供の各段階で、食品ロスを最小限に抑えるための対策を講じます。AIを活用した需要予測による適量仕込みや、食べ残しを減らすための工夫がなされています。
- 建設廃棄物のリサイクル: 会場建設や撤去に伴う建設廃棄物については、分別を徹底し、可能な限り再資源化します。リサイクル素材の積極的な利用も推進します。
- リユース・リサイクルの推進: 使用済みの物品や資材を回収し、リユースやリサイクルにつなげるための仕組みを構築します。分別回収ボックスの設置や、リサイクル施設の整備などが実施されてます。
バイオマス資源の有効活用
食品廃棄物や未利用の植物資源などのバイオマスを、エネルギーや新たな素材として有効活用する取り組みを進めます。
- バイオガス発電: 食品廃棄物などを発酵させてバイオガスを生成し、発電に利用します。エネルギーの自給率向上と廃棄物削減に貢献します。
- バイオプラスチックの導入: 植物由来のバイオマスを原料としたバイオプラスチックを、容器や包装材などに積極的に導入します。化石資源への依存度を低減し、環境負荷を軽減します。
- 堆肥化による資源循環: 食品廃棄物や剪定枝などを堆肥化し、会場内の緑化や菜園などで活用します。土壌改良にも繋がり、自然の恵みを活かした循環型システムを構築します。
デジタル技術を活用した資源管理
IoTやAIなどのデジタル技術を活用することで、資源の効率的な管理と循環を促進します。
- 廃棄物管理のスマート化: 廃棄物の種類や量をリアルタイムに収集し、収集・運搬ルートの最適化や、リサイクル処理の効率化を図ります。
- トレーサビリティシステムの導入: 製品や資材のライフサイクル全体を追跡できるトレーサビリティシステムを導入し、リユースやリサイクルの促進、不法投棄の防止に役立てます。
- シェアリングエコノミーの推進: 会場内の物品や設備などを共有するシェアリングエコノミーの仕組みを導入し、資源の有効活用と廃棄物削減に貢献します。
来場者と事業者との連携

サーキュラーエコノミーの実現には、来場者と事業者の積極的な参加と協力が不可欠です。
- リサイクルステーションの設置: 会場内に分かりやすく利用しやすいリサイクルステーションを設置し、来場者の分別意識の向上とリサイクルへの参加を促します。
- リユースショップの展開: 使用済みの物品を回収し、リユース品として販売するショップを会場内に展開します。来場者にとって、サステナブルな消費行動を体験する機会となります。
- 事業者へのガイドライン策定: 会場内で事業を行う全ての事業者に対して、廃棄物削減やリサイクルの目標設定、具体的な取り組みに関するガイドラインを策定し、遵守を求めます。
- 教育・啓発プログラムの実施: 来場者や事業者向けに、サーキュラーエコノミーの重要性や具体的な取り組みについて学ぶ機会を提供します。ワークショップやセミナー、展示などを開催しています。
大阪万博2025は、サーキュラーエコノミーの実践を通じて、持続可能な社会の実現に向けた具体的な道筋を示すことを目指しています。次章では、万博が社会に残す脱炭素化に向けた長期的な貢献、未来へのレガシーについて考察します。
まとめ
大阪万博2025の最大の目標は、単にイベントを成功させることではなく、その取り組みを通じて、未来社会の持続可能性に貢献する「レガシー」を創出することです。特に、脱炭素化に向けた万博の様々な挑戦は、社会全体に大きな影響を与え、長期的な変革を促す可能性を秘めています。
万博に足を運ぶ予定の方は、本記事で紹介した取り組みにもぜひ注目をしつつ楽しんでください。