隠れた落とし穴:自動車からの揮発性有機化合物の放出とは

   by Akihiko Sato        
隠れた落とし穴:自動車からの揮発性有機化合物の放出とは

こんにちは、佐藤です。

今回は、排気ガスよりもウインドウォッシャー液のほうが、脅威である!という研究を見つけましたので、皆様と共有したいと思います。これにより、電気自動車が普及してもこの問題が解消されないと温暖化の脅威は解消されない。

どういうことなのでしょうか?

隠れた落とし穴:自動車からの揮発性有機化合物の放出

私たちはしばしば、自動車から排出される二酸化炭素が温暖化の大きな要因であると考えています。しかし、新たな研究が示すところによれば、排気ガスよりもむしろ他の脅威が存在することを、我々は見落としているかもしれません。

それは揮発性有機化合物(VOC)いわゆるウインドウォッシャー液です。最近のデータによれば、1km走行するごとに自動車から放出されるVOCの平均量は58であり、これは排気ガスの量よりも多いことを示しています。これは誰もが思い浮かべる自動車の排出ガス問題とは異なり、思わぬ落とし穴となりかねません。

電気自動車は、温暖化ガスの排出を大幅に削減するという点で、環境にやさしい代替品として注目されています。しかし、VOCの問題は電気自動車でも変わりません。

そもそもVOCは揮発性の有機化合物で、自然界と人間の活動の双方から発生しています。

VOCは臭気の原因となるだけでなく、大気中で化学反応を引き起こし、有害な物質へと変わったり、地表近くでオゾンの形成に寄与し、空気の質を悪化させたり、地球の気候変動にも影響を及ぼすと考えられています。

ウインドウォッシャー液(VOC)は、どんな自動車にも必要とされ実装されています。
電気自動車が温室効果ガスの排出を削減する手段として注目されていますが、それだけで環境問題が解決するわけではないということです。

VOCの問題が電気自動車にも存在するという事実は、自動車と環境の関係を再考するきっかけになるのではないでしょうか。

VOCの排出源を把握し、それを制御または削減する技術の開発が望まれます。

ウインドウォッシャー液(洗浄液)の再設計から始まるかもしれませんし、全く新しい材料の開発を必要とするかもしれません。

この新たな課題に向き合うことで、自動車と環境との関係を再考し、持続可能な未来に向けた新たな道を開くことが可能になる。

この「隠れた落とし穴」の課題解決は新たな市場をもたらすものになります。

日本の技術力に期待したいところですね。

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