GXリーグにて行われている未来像策定(未来洞察)アプローチをご紹介します。

   by Tsuyoshi Mizushima        
GXリーグにて行われている未来像策定(未来洞察)アプローチをご紹介します。

気候変動対策として、世界は脱炭素社会を選択しました。この脱炭素社会は全世界の共通課題(ノルマとも言える)としてカーボンニュートラルという数値化できる成果が必要なチャレンジです。必ず成し遂げなければならないカーボンニュートラルな未来。あなたの会社はカーボンニュートラルが実現した2050年にはどうなっているだろうか?

本日は、GXリーグにて行われている未来洞察からの未来像策定アプローチをご紹介いたします。ぜひともあなたの会社の未来洞察へお役立てください。

GXリーグ未来像策定活動報告資料より

Index
・未来洞察からの未来像策定とは
・未来洞察の具体的手法
・GXリーグ未来洞察から見えてきた6つの事業機会と20の洞察
・まとめ

未来洞察からの未来像策定とは

未来洞察は、不透明・不確実が前提となるこれからの時代において想定できる未来だけでなく、非連続な未来についても同時に検討し、多角的な生活者視点のアプローチを通じて外部環境変化に対する中長期的な見立てをつくり、イノベーションの起点となるその組織らしい新しい生活機会を創発する方法論です。つまり簡単にいうと、ありたい未来像から逆算で発想する思考法のことです。

現在〜中長期においてとるべきアクションや、組織事業のあり方の未来像を策定していきます。

未来洞察の具体的手法

GXリーグにおいての未来像策定のテーマ
「カーボンニュートラルが実現した2050の未来(経済社会システム)像」

過去や現在の事実から積み上げられた、起こる可能性の高い変化(=①未来事象)に対し、不確実性を含む暮らしの変化(=②未来の兆し/芽)を強制的に掛け合わせることにより、事実の積み上げだけでは見えなかった未来像(=③機会領域)を導き出していきます。

GXリーグ未来像策定活動報告資料より

①未来事象②未来兆し情報のインプット形式はこちら

GXリーグ未来像策定活動報告資料より

上記、フォーマットを用いてとにかくとにかく頭に汗をかいてひたすら想定する。ただしその際に情報ソースがとても大事になります。

③機会領域(未来のシナリオ)

未来事象と未来の兆しを掛け合わせ、機会領域(未来のシナリオ)を洞察していきます。

GXリーグ未来像策定活動報告資料より

GXリーグ未来洞察から見えてきた6つの事業機会と20の洞察

GXリーグ未来像策定活動報告資料より

上記、20の洞察から、いくつかご紹介します。

▼老人ホームが脱炭素イノベーションの拠点となる

GXリーグ未来像策定活動報告資料より

▼CO2削減価値取引が活性化、「オフりびと」が輩出される

GXリーグ未来像策定活動報告資料より

▼CO2をどれだけ減らすことができるかを競う環境共創スポーツが登場

GXリーグ未来像策定活動報告資料より

その他、沢山の興味深い洞察がされております。
ぜひこちら(未来像策定資料)をご参照ください。

まとめ

あくまでもここでご紹介させていただいた内容は、未来洞察にて導き出された一つの可能性であり、未来の予測では有りません。大切なポイントは「このような未来の可能性(機会)から、あなたは(あなたの会社は)どのような行動をしますか?」という自問自答に価値があると思います。来たるGX社会においてあなたの会社はどんな変化をもたらしているでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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