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本日は、全国で宿泊施設の運営や古民家の再生、地方創生事業を手掛けてきた株式会社ARTH(アース)が開発した、エネルギーと水の100%自給を可能にしたモジュール型の居住施設「WEAZER(ウェザー)」をご紹介いたします。
インフラが不十分で人の滞在が難しいとされる離島や絶景地に設置し、宿泊施設として利用できるだけでなく、災害時の避難所としても活用することができます。脱炭素を目指す企業や自治体からの引き合いも多く、未来の街づくりに大きな影響を与える可能性を秘めた製品として注目を集めています。
INDEX
・インフラはいらない。ただ置くだけでOK。
・ゼロ・カーボン/汚水排水ゼロ
・レジリエンス(緊急時の備えとして)
・EVとのシナジー
・WEAZERのファーストモデルを活用した一棟貸しのホテル
インフラはいらない。ただ置くだけでOK。
WEAZER は、太陽光発電で電気を作り、雨水を濾過・滅菌して水を作ることでエネルギーを自給する「オフグリッド型」の居住モジュールです。エネルギーを自給するので、電気・ガス・水道等のインフラのない場所でも設置することができます。ユニット化された「WEAZER」は数日の工事で設置することが可能なため、”置くだけ”で世界中どこでも自然を傷めずに滞在することが可能な世界を実現します。
WEAZERは20フィートコンテナ(幅2.33×長さ5.867m)と同等サイズのユニット6台で構成されており、居住部分の面積は約52m2。太陽光発電システムや蓄電池、雨水を滅菌して生活用水として利用するろ過装置を備えており、これまでインフラが不十分で人の滞在が難しかった場所にも別荘や宿泊施設を設置できる。また、生活用水は地下水を活用するパターンも想定している。
ゼロ・カーボン/汚水排水ゼロ
太陽光や雨水など自然の力でエネルギーを自給するため、 CO2 の排出量はゼロ。特殊な浄化装置により、汚水排水も発生しないため、設置場所の環境を傷めることもありません。
「設置する場所が変われば日射量も気温も変わり、湿度も降雨量も異なります。そこで、まずは気象庁が全国各地で1時間置きに定点観測している気象データを用いて、その場所でエネルギーや水を自給できる確率を計算します。その結果、例えば97%であれば、残り3%を埋めるために必要なユニットの仕様を設計できる仕組みです。シミュレーション技術に関する特許を持っているため、これによって理論上は地球のどこでもWEAZERを置くことが可能になります。
レジリエンス(緊急時の備えとして)
災害などにより停電や断水が発生しても、WEAZER なら大丈夫。既存インフラから独立してエネルギーを自給するため、緊急時の避難場所として活躍できます。
EVとのシナジー
WEAZER の可能性は電気自動車(EV)と組み合わせることで更に広がります。WEAZER の余剰電力で EV を充電したり、緊急時にEV から建物電力を賄ったり、環境に配慮した新しい生活様式をWEAZERが提案します。
WEAZERのファーストモデルを活用した一棟貸しのホテル
本製品のプロトタイプは、静岡県の西伊豆にて一棟貸しの100%自然エネルギーで暮らす1日1組様限定の絶景宿としてすでにOpenしています。
WEAZER西伊豆は、オフグリッド型居住モジュール「WEAZER」を活用した施設。オフグリッドとは、電気や水道などの既存のインフラから独立し、電力や水を自給している状態を表す言葉です。文字通り当施設の客室内は電気や水道、ガスに接続しておらず、電気は太陽光発電、水道は雨水を濾過・滅菌、循環することで賄っております。また特殊な浄化装置により、汚水排水が発生しないため、施設周辺の環境を傷めることもありません。
どこでも暮らすことができる建物がここにあります。「人が住める場所」という枠が広がり、わたしたちの暮らしを大きく変えられるインパクトを感じました。地球と共存を可能にする技術。素晴らしいです!是非興味のある方はぜひ一度ご利用なさってみてはいかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
出典:株式会社ARTH(https://weazer.jp/)