いつもお読みいただきありがとうございます。Kabbara沼倉です。スポーツチームがカーボンクレジットを購入し、気候変動対策に一役買っている、というニュースもここ最近良く聞くようになってきました。
この一年くらいでこのような気候変動✕スポーツ関連のニュースを聞くようになってきたのは、「ONE EARTH, ONE TEAM」という政府主導のキャンペーンに理由があることをご存知でしょうか?(コチラの記事でも動画を紹介しています)
環境省発「COOL CHOICE」
「ONE EARTH, ONE TEAM」のキャンペーンは、元々環境省で誕生した「COOL CHOICE」という取り組みの1つです。
国としてのカーボンニュートラルの達成には、企業や自治体だけではなく個人一人一人のライフスタイルも変化が必要であり、そのためにCOOLなCHOICE、つまり常に環境を考えた選択を個人がしていく必要もある、という啓蒙活動が最大の目的です。
スポーツは、個人である観客と選手という個人で作り上げていく活動です。スポーツの世界でも気候変動のためにできることを積極的に取り組んでいこう、というのが「ONE EARTH, ONE TEAM」というキャンペーンです。
「ONE EARTH, ONE TEAM」を通じてスポーツそのものの発展も
私自身、このキャンペーンを知るまでは、スポーツの世界と気候変動の話題がリンクすること自体、あまり良く理解していませんでした。
確かにスポーツイベントは人、モノが動きますので、CO2排出量などが盛んになるのは当然理解していましたが、だからといってスポーツ業界が気候変動対策へ大きな力を入れる理由とは結びつかないと思っていました。
しかし、環境省「ONE EARTH, ONE TEAM」のページを見てその理由がよく分かりました。
環境省のキャンペーンページで真っ先に語られているのは、
・今後、人ができなくなるかもしれないスポーツ
についてでした。
確かに気候変動によって気温上昇がこのまま続けば、ウインタースポーツが基本的に追いやられる可能性は決して低く有りませんし、野球を始め多くのスポーツは外でプレイするのが一般的、無くなるまではいかなくとも今の形では続けられないスポーツも出てくるかもしれません。
(環境省「ONE EARTH, ONE TEAM」)
つまり、スポーツは私達が想像している以上に気候変動との関わり合いがあり、かつスポーツ業界として気候変動対策へのアクションを実行していかなければ、極端な話スポーツ業界そのものが縮小する運命になるかもしれないということですね。
是非、気候変動✕スポーツにも今後注目してみてください。
環境省「ONE EARTH, ONE TEAM」
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/sports/