「Move to Zero」NIKEのサステナブルな社会を目指す取り組み

   by Kenta Watabe        
「Move to Zero」NIKEのサステナブルな社会を目指す取り組み
先日、あるショッピングモールに行ったときの話です。
私が某シューズショップで商品を手に取って見ていた時「そちらの商品はサステナブルな素材で作られたシューズになってます」と男性店員から声を掛けられました。私は最近サステナブルというキーワードに敏感になっているせいか、咄嗟に「おっ!」と思わず声が出てしまいました。そうです。私はそのシューズがサステナブルな素材で作られていることに全く気付いていなかったのです。
その時の商品がこちら。
これは気づけません。(笑)
NIKE公式ショッピングページにてこちらの商品の購入ページを見てみるとこのように記載されていました。
誕生の裏側

この商品は、使用済みの廃棄物や製造工程で発生した廃棄物から生まれたリサイクル素材を使用し、環境に配慮してデザインされています。二酸化炭素排出量と廃棄物をゼロにするNikeの取り組みにおいて最も重要なステップは、素材の選択です。素材は、あらゆる製品からの二酸化炭素排出量の70%以上を占めているためです。既存のプラスチック、糸、テキスタイルを再利用することで、Nikeは二酸化炭素排出量を大幅に減らしています。パフォーマンス、耐久性、スタイルを損なうことなく、できる限り多くのリサイクル素材を使用することがNikeの目標です。
  • 二酸化炭素排出ゼロ、廃棄物ゼロを目指すMove to Zeroの詳細をチェックしよう。Nikeは、サステナビリティに配慮した製品デザインに取り組むことで、私たちが暮らし、プレーする地球の未来を守ります。
NIKE公式ショッピングページには、他にもサステナブル素材のシューズがたくさん。こんなにもサステナブルに溢れているとは、、、驚きです。

NIKEの持続可能な素材の選択

二酸化炭素排出量ゼロと廃棄物ゼロに向けた大きなステップのひとつは、製品からの排出量の70%以上を占める素材の選択にあります。既存のプラスチック、糸、テキスタイルを再利用することによって、二酸化炭素排出量を大幅に削減しています。NIKE公式サイトから一部ご紹介いたします。

NIKE Flyknit
Nike Flyknitは、従来のフットウェアーアッパーよりも廃棄物を平均で60%削減するよう精密に設計されています。Flyknitを用いた各アッパーには、プラスチックボトル6-7本分のプラスチックが含まれている。
NIKE Air
2008年以降にデザインされた、すべてのNike Airソールに製造廃棄物をリサイクルした素材が50%以上使用され、製造には100%再生可能エネルギーが使用されています。また、新しく革新的なクッショニングシステムには、Airソールの製造過程で廃棄された素材が90%以上再利用されています。
冒頭でご紹介させていただきました、「NIKEの持続可能な素材の選択」は、NIKEのサステナブルな社会を目指す取り組み「Move to Zero」のひとつの取り組みです。
「Move to Zero」は、 二酸化炭素の排出量と廃棄物をゼロにすることを目指し、スポーツの未来を守る取り組みです。世界中全てのアスリートに尽くすことがNIKEの存在意義であるならば、地球環境を守ることはNIKEの使命でもあります。この取り組みに、ゴールはありません。

Move to Zeroの主な取り組み

  • NIKEは2050年までに、NIKE所有及び運営する施設の100%再生エネルギーでの稼働を目指します。
  • NIKEは2015年パリ協定に即し、2030年までに世界のサプライチェーン全体からの炭素排出量を30%削減します。
  • NIKEは全てのフットウェア生産過程から生まれた廃棄物の99%を、廃棄せず再活用します。
  • NIKEは1年に10億本以上のプラスティックボトルを廃棄する代わりに再利用し、新しいジャージやフライニットシューズのアッパーのための糸を作ります。
  • Reuse-A-Shoeとナイキグラインドの各プログラムは、廃棄物を新しいプロダクト、遊び場の路面や陸上のトラックやコートに変えています。

気候はテニスに影響を与える

「テニスは世界的なスポーツであり、トレーニングや競技をしているとき、世界中でどれほど暑いのかを感じています。」


大坂なおみ

気候がアメリカンフットボールに影響を与える

「私たちはこのスポーツのために全てを尽くしています。もし気候変動がこのまま続くのであれば、それに対応し、異なる考え方でプレーに臨まなくてはなりません。この環境が当たり前のものだと考えてはいけないのです。」


オデル・ベッカムJr

NIKEの調査によると、1980年代と比較して摂氏32.2度を超えた日数が25%増加しており、特にアメリカではルイジアナやテキサス、ミシシッピの各州の一部で猛暑により外で過ごせる期間が2050年までに最大2ヶ月減少する可能性があるなど、温暖化が進行している。また、スノーボードなど降雪が必要となるスポーツにおいては、競技ができる環境が直近30年間で7%減少し、このまま継続すれば2050年には11%〜22%減少する見込みだという。
スポーツ選手だけではなく、世界の人間みな、地球がなければ大好きなスポーツやアクティビティを行う場所はなくなります。いつでも自然の風を感じながら気持ちよくランニングできていたことが、ジムのランニングマシンでしかランニングできなくなることになってしまうかもしれません。少し大げさな表現をしましたが、私たち1人ひとりが、二酸化炭素排出量を削減するためにそれぞれの役割を果たす必要があるのではないかと思います。
個人の二酸化炭素排出量の多くを占めるのは家庭で使う電力やガス、車のガソリンなど。しかし商品を購入するといった、環境に影響をおよぼす選択肢は他にもたくさんあると思います。シューズの選択もその1つ。皆さまも日頃購入しているものが、地球にとって優しいものなのか、もう一度考えてみてください。
我々Kabbaraは途上国と”共に”成長し、「未来の人類に誇れる10年に」を合言葉に活動しています。是非今後の情報を楽しみにお待ちください。
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