こんにちは、佐藤です。
今年は、10年来の最強寒波が到来するなど、出だしから異常な気象からのスタートになりました。
最強の寒波が到来!という見出しは「本当に温暖化って進んでいるの?」なんて疑問も湧いた方もいたのではないでしょうか。
寒波が起こりうる異常気象も昨年の記事の中には解説がありました。そんなこともあり、簡単に記事をまとめつつ、今年はどうなっていくのか?というキーワード(キーワードは下線になっています)など、振り返りと今後の検討項目などを出していきたいと思います。
今回は、1月18日〜7月19日までをまとめた前篇となります。
2022年 01月18日 次世代のインターネットが可能にする世界→web3がもたらすもの
web3の世界 (ブロックチェーン時代)【 connect wallet 】
中央集権にとらわれないエコシステム。自身が持つ価値、デジタル化された資産を自由に交換することが可能。情報や価値は中央の一元管理から個人が管理し分散化されます。約束の自動実行というトラストレス(信用する必要がない)世界を実現する。
登録内容 ウォレットアドレス(メタマスクなどと連携
cop27(国連気候変動枠組条約第27回締約国会議)では、炭素排出量削減のためのプラットフォーム「イーサリアム・クライメイト・プラットフォームがコンセンシス(ConsenSys)とオールインフラ(Allinfra)およびweb3企業グループによって
(Ethereum Climate Platform / ECP)」の設立が発表されました。
オールインフラの創業者ビル・ケントラップ(Bill Kentrup)氏は「質の高いグリーンプロジェクトに資金を提供することは、人類が引き起こした気候変動を緩和するために非常に重要です。私たちは、このプラットフォームが今後数年間、web3の戦略的リーダーたちと協力して気候変動に取り組むことを楽しみにしています」と述べていました。
必要とされることが、認知の向上にも大切ですので、今年も更にweb3周りは盛り上がっていくでしょう。
2022年 02月03日 しめ縄から読み解く文化と環境
炭素を土壌に貯蔵する植物の力を向上させることで、大気中の炭素量の削減に貢献するという記事があるように、
土壌や土壌に存在する菌、微生物が気候変動と闘う
ために注目されてきています。
2022年 02月22日 アートは人類を絶滅から救うか
オークプロジェクトという、気候の非常事態と環境危機に対応し、文化的瞬間の力を利用して自然との親和性を生み出すことを目的とした、先駆的なアートプログラムで、チャーリー・バレル、ジェイミー・ケイザー=コルビン、トム・スチュアート=スミス、エドウィナ・サスーン、ヘレン・ミーチによって設立され、ダービー大学およびヨークシャー彫刻公園と共同で展開し、自然界との関係を探求し、芸術、文化、創造性を通じて自然とのつながりを構築する3つの主要プロジェクトを中心にしたプログラムを紹介しました。
この中のプログラムであるサイトスペシフィックな彫刻空間「サイレンス」に訪れた70%の回答者は自然との結びつきを感じ、何かしたいと思うようになった。と回答するなど、感じて行動するエネルギーはとてもすばらしいことですね。
サイレンスを訪れると、自然とのつながりが有意に増加する
サイレンスを訪れると、ウェルビーイングが大幅に向上する
2022年 03月10日 オーガニックと日本人
肉1Kgに必要な地下水は約20,000L
地下水が枯渇した場合、肉は超高級品となります。
これを解決するガイドラインでは、1日に食べられる肉は14gです。
ステーキは1ヶ月に1回程度しか食べられない感じです。
これはもっと真剣に考えないとお肉が食べられなくなってしまいます。
そのためには、地球の環境をもっと知らないといけないですし、いいことを実行していかなくてはなりません。
その指針となるのがオーガニックなのですが、日本では義務教育にも入って来ていないので、世界から遅れをとっているのが現状でないでしょうか。
本来、価格には
・健康コスト
・環境コスト
・社会コスト
・次世代コスト
が加算されています。安いということはどこかのコストを努力して削っているということになります。
2022年に、日本オーガニック会議と全国有機農業推進協議会は「みどりの食料システム法」が国会で成立したことを受けて今後の課題など政策提案を発表したが、課題も多い。
▽2050年までに有機農業100万haを実現するには「有機稲作の積極的な推進」が不可欠なこと、▽安定的な消費先になり得るオーガニック学校給食など、公共調達への導入を明確に位置づけること、
▽2050年目標を達成するため2030年時点での野心的な数値目標の設定などを提起している。
また、38%の食料自給率の向上による食料安全保障の状況改善を有機農業の推進を通じて進めていくことが課題だとしていが、現状の方針では、逆境しかねないのではと感じています。
自分の身体を守り、環境も守る。
これを実践していけるようなものを、今年は追いかけて行きたいと思います。
2022年 03月29日 たった一人からでも地球を救うことができる方法とは
問題・課題の解決方法とは?
1.【すでに食料問題は危機的状況だが、あまりにも認知されていない。】
集合知(コレクティブインパクト)、つまり、インフルエンス力の高い人達×身近な勇者が問題解決の核となりコミュニティーによってこれからの価値を共有・共感できる参加者を増やすことです。
真を強く確実に広げることで、日本を、世界を変えていけるのです。
2.【各国の現状、日本の対策の遅れとマズイ問題とは?】
日本の状況はとても深刻ですが、共感できるコミュニティーは国境を越えます。とくに途上国との共存が鍵となります。 日本の技術や教育×途上国の成長率をかけあわせることで、環境に負荷をかけることなく成長できるモデルを構築します。この共存は金銭的な豊かさと食の豊かさを解決できるモデルになります。 メイドインジャパンからメイドウィズジャパンという共に成長し一緒に歩める国を増やして行くことで解決できます。
3.【大変化、大改革に対する準備不足】
思いを一つに。同じことを思っていてもバラバラでは力は分散されます。
新しい価値基準とは?
ねじ曲がって発展した現在の資本主義は寡占・独占によって評価されています。株主至上主義の究極がもたらした結果という現実は戦争や難民、貧困、異常気象、水の枯渇、生物多様性、などなど、色々な形に変化した情報として感じているハズです。もちろんすべてが悪いわけではありませんが、悪循環になっている現況も理解していく必要があります。しかし、原因として繋げる方法は教えられていません。今の所自分で勝ち取っていかなくてはなりません。情報の共有が本当に大事なことだと思っています。
2022年 04月14日 問いから学び実践する環境問題
地球は本当に温暖化しているのか?というテーマでした。
今年の1月には最強寒波が到来し、そう思った人もいたのではないでしょうか?
温暖化を伝える広告塔にシロクマ、いわゆるホッキョクグマが利用されていますが、実は過去最高に繁殖しているという事実もお伝え致しました。意外ですよね。私も調べたときは驚きました。
その一方では、ダイオキシン類や農薬の悪影響が、北極や南極に集中し、発生源よりも高くなるといったこともおきています。
世界各地で発生するダイオキシン類や農薬などの「残留性有機汚染物質(POPs)」と呼ばれる有害な化学物質は、はるか遠くの発生源から北極圏へと集まってきます。
遠い熱帯地域で散布された農薬の大部分は土壌に留まることなく大気中に拡散し、気流に乗って北極圏に運ばれてきます。また、先進国の大都市や工場周辺から流れ込んだ河川の水も、海流と共に流されてきます。結果として、北極や南極といった極地は、汚染濃度が発生地域よりも高くなる場合が少なくありません。
また、海水に溶け込んだPOPsは、まず植物プランクトンの体内に入ります。するとそれを食する動物プランクトン、さらにそれを食べる小魚へと少しずつ濃縮されながら、内臓や脂肪へ蓄積されて受け渡されてゆきます。海水中にわずかな濃度で拡散していたPOPsは、食物連鎖を通じて徐々に生体濃縮を起こし、最終的に、アザラシやホッキョクグマなど生態系の上位にいる動物ほど、高濃度のPOPsにさらされることになります。
「農薬の大部分は土壌に留まることなく大気中に拡散」という事実をどう受け止めたらいいのか?考察が必要です。皆さまのご意見も頂きたいところです。
ダイオキシン類や農薬の悪影響は、食物連鎖を経て、私たちの体内への侵食も怖い現象です。
温暖化って、そもそも人間が活動しやすい範囲を超えたことを意味していますよね。
地球にとってみたら、何度になっていても、それは大きな流れで刻んだ記憶なだけですし。
人間活動に最適な環境が崩れ始めている。
つまりエネルギー量の変化ですね。
このエネルギーは実は太陽から送られてくるエネルギーであり、大事なのはバランスです。
最近でも、南極付近の氷河が大きく崩れるなどニュースになっていますが、一番の問題は、白い反射板の面積が少なると太陽エネルギーを反射する力が低下する→多くのエネルギーを大地に降り注がれる。これがとてもまずいことになります。詳細は是非、本文にてご確認下さい。
「終末の氷河」といわれる「スウェイツ氷河」は毎年約500億トンもの氷を失っているといいますし、2022年2月「国立極地研究所」と「JAXA」などによると、南極の海氷面積は2月に観測史上最小の212.8万平方キロを記録した。と発表しています。
冬には凍っているはずの氷床の最下部が溶けて流れる現象も起こっています。
今年もこれらの情報を追いかけつつ、私達になにが出来るのか?を探って行きたいと思います。
2022年 05月10日 2050年の予想と日本が進むべき道、GDP予測からみた世界の方向性と日本が取り残されない為のヒント
日本はよく経済が停滞していると表現されています。ではアメリカってなにがすごいのか?すごいのはトップの企業5社であり、その5社を除くと、日本のTOPIXとほぼ変わらないということが、分かりました。
日本にはずば抜けた企業がなかっただけ!(出る杭は打たれる日本ではそれが難しいのですが…)
というのは簡単ですが、どうしたらいいの?ということをまとめた記事でした。
まずは成功者のほとんどがユダヤ系であったということから、その環境をまねるとこから。
ユダヤ系の成功の鍵は読書にあり。
「ユダヤ式「天才」教育のレシピ」 という書籍、7つのレシピでは学ぶことは楽しいことが大事であるといっています。
7つのレシピ(詳細は是非書籍にて確認してみて下さい)
1.本をあげる、本でいっぱいの本棚
2.子どもを観察する。決めつけ、押し付けはNG。興味を持ったら、それに関する本を与えたり、関連する場所に行くなど。
3.見せる、体験させる、感動させる。情報をたくさん与えて、選択肢を増やしてあげる。
4.のびのび優秀に育てる3つの言葉。「どう思う?」「よく思いついたね!」「いっしょに答えを探そう」
5.言葉と態度で「信じてるよ」を示す。他の子と比較するから信頼できない。比較をやめよう。
6.親がボスであること忘れずに。叱るときもまず説明して、何が正しくて、正しくないのか教える。
7.時期が来たら親離れさせる。
・読書の習慣は子供に大きな力を与える。
想像力や創造力の基盤と読解力や語彙力が高まることで、理解力も増える。この繰り返しが継続することで、思いやりも育まれるといいます。
厚生労働省が小学2年生とその親を対象にした調査によると、子どもが1ヵ月に読む本の冊数は、両親が読む本の冊数にほぼ比例しているそうです。
G7 カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国
E7 中国、インド、ブラジル、ロシア、インドネシア、メキシコ、トルコ
まとめ 日本が取り残されないヒント
・アメリカの経済成長はトップ企業が牽引していた。
・日本の停滞はトップ企業を生み出せない仕組みになっている。
・トップ企業のほとんどはユダヤ系。
・ユダヤ系の成功の鍵は読書にあり。
・日本の底力を上げるため読書量を増やし想像力や創造力、読解力、語彙力、理解力の強化を。
・この先の波にうまく乗ること。G7からE7へ影響力が移行するタイミングを逃さない
・途上国の発展する勢いを環境配慮等の技術で支えて共に発展せよ
・環境の影響は地域によって異なる。見極めが大事。
2022年 05月26日 調査によると、地球規模の汚染により年間900万人が死亡しています。
・環境汚染の被害は未だ増え続けており、特に途上国の急速な工業化が主な原因。
・起因する死者もコロナウィルス被害よりも多いが、認知はあまりされていない。成長には必然というような雰囲気も。
・対策は既に分かっている。「政治的な意思」
「政治的な意見」
「政治とは国民の意見を反映したもの」とするならば、わたしたちがまず、この問題を知り、声をあげていかなくてなならない。ということになります。
途上国への技術支援には環境問題も大きなポイントにならなくてはいけません。みなが声をあげられるような認知の構築が出来るような観葉を目指していきたいと思います。
後半では、「技術大国日本の復活」として「水素」というキーワードを扱いました。
最近では、電気自動車が本当はエコではないといったことも言われ始めています。
これは、電力のほとんどが、石炭による火力発電から作られているといった背景があります。
また、清華大学の研究によると、中国で充電される電気自動車はガソリン車の2─5倍の粒子状物質(PM)や化学物質を排出しているといいます。
まず、発電所のクリーン化が急務といったところでしょうか。
電気自動車の普及には少し時間がかかるかもしれません。
そこで、注目されているのが水素の技術です。
車本体の動力源としても、発電所にも温室効果ガスを排出しない技術として世界が注目しています。
日本がリード出来る領域ですので、注目の技術ですね。
2022年 06月14日 ブロックチェーンはどのようにして小規模農家を気候リスクから守るか
世界の食料を生産しているほとんどは、小規模農家です。
しかし、殆どの小規模農家は災害などなにかあったときは、どうすることも出来ないのが現状です。
農家用の保険もありますが、大規模農家くらいの規模がないと利用できないような金額の設計になっているそうです。
ブロックチェーンによるスマートコンタクトによって、衛星データや、リモートセンシング技術によって費用の効率化も出来ることから、小規模農家にも対応出来るようになりました。
また、被害額の支払いも、衛星データや、リモートセンシング技術などによって、人の判断や実行といったプロセスが省かれるため、被害後すぐに振り込まれる、といった、今まであった大きな課題を解決することができるようになりました。残念ながら、日本ではまだまだ、難しいかもしれませんが、そういう時代がすぐにくるということは、農家さんには朗報だと思いますし、これから始めようとする方のハードルを下げてくれるものになります。
世界中で肥料などが不足しています。
日本も脱炭素という名目で、科学肥料20%削減とする目標を掲げました。
化学肥料にあまり頼らないオーガニックな農法はこれから注目されてくると思います。
まずはヨーロッパのように「学校給食や病院は基本オーガニックでなければならない」くらいの意気込みが必要なので声を上げやすい環境も必要ですね。
2022年 06月30日 カーボンオフセット価格、2029年までに3000%上昇の可能性も
これは、日本のJ−クレジットの入札状況の推移ですが、水色の再エネ発電の価格が上昇してきています。今後も、情報を追いかけていきたいと思います。
2022年 07月19日 地球温暖化、本当に効果がある100のアクションとは
この緑のラインは「分野」の「食」と「土地利用」に引いております。これは、土壌再生によって再生、育成によって影響が起こるであろう領域です。
Kabbaraは途上国を含め、これらの課題・問題を解決することで、温暖化を遅らせることに貢献していきたいと思っております。
今回は去年の振り返りと今後の展開の前半でした。今後のキーワードは下線を引いている内容になります。
各タイトルには記事へのリンクが貼ってありますので、気になった内容がありましたら、過去の記事ではありますが、確認してみて下さい。
何か、ご質問やご意見などお待ちしております。
次回は2022年 8月4日〜2023年 1月19日までの記事の後編となります。
時代が要請するカーボンニュートラル社会の実現へ
プロジェクト「Hundred million」PROJECT2030
一緒に活動したい!もっと情報を知りたい!という仲間も随時募集中です!
アンケート及び、hmp2030メンバーの参加もお待ちしております。
まだまだ、これから研究開発が必要な部分も多いですが、DeFi、メタバース、NFT、web3、地球環境再生、土壌改良、温室効果ガス吸収、不耕起栽培、小規模農家改革、カーボンクレジット創出活動などに少しでも興味を持たれましたら、これら実現のためみなさまの活動への参加お待ちしています。
また、ご質問やご意見随時承っております。
下記の【お問い合わせ】よりお願い致します。